SGHの理念を真に実現する「探究的・協働的」な学び 目覚ましい成果をあげ、更に躍進する女子校
SGH甲子園英語プレゼン部門優秀賞の活躍 シンガポール国際プレゼン大会にも招待
数あるスーパーグローバルハイスクールの中でも、ひときわ輝く取り組みを行う富士見丘中学高等学校。「サステイナビリティから創造するグローバル社会」をテーマに、慶應大学との連携講義や、アジア各国でのフィールドワークを行いながら、「21世紀の世界で真に必要とされる学び」を実現しています。
3月に行われた「SGH甲子園」では、厳しい審査を経て25校に出場枠が絞られた「英語プレゼンテーション部門」に出場。本番ではプレゼンだけでなく質疑も英語でこなし、見事優秀賞・審査員特別賞を獲得しました。受賞チームには帰国生だけでなく一般入学の生徒も在籍していましたが、「非常に積極的で、帰国生から刺激を受けながらどんどん英語が上達し、むしろ凌駕するほどの実力になりました」と、SGH企画担当の佐藤一成先生は語ります。
この成果により、7月にはシンガポールでの国際研究発表大会「Global Link Singapore 2017」に招かれ、シンガポールと日本の英語教育政策について、比較研究発表や提言を行う予定です。
「SGHのプログラムは大変ですが、教員も生徒も『大変なことを楽しんで取り組み、達成する』中で自信を育てていきたい」と佐藤先生。生徒アンケートでは、100%が「参加してよかった」と回答。英語での議論やプレゼンについても、半数以上の生徒が「できる」と答えるようになりました。「SGH第1期生が今年大学入試を迎えますが、『海外』に目を向ける生徒が明確に増えました。既に、5名の生徒が海外大学への進学を予定しています」とのこと。着実な成果が出ています。
「私たちがやりたいのは、これだ!」マレーシア提携校交流で点火した「主体性」
受賞チーム以外にも、SGH甲子園には2チームが出場。マレーシアや台湾へのフィールドワークについてポスター発表を行いました。急速な経済発展の途上にあるマレーシアでは、経済発展と豊かな自然の保護を調和させるという大きな課題を抱えています。
富士見丘の生徒達は、日本の高度成長期を振り返ると共に、横浜市のスマートシティ開発について慶應大との連携学習を行い、日本人の立場からマレーシアに対して提言。対するマレーシアのスルタンイブラヒムガールズスクールの生徒達は、「野生動物保護」「水問題」「土壌・大気汚染」「ごみ問題」など、生活に密着したテーマについて、自身のユニークな取り組みを発表しました。
「私たちのプログラムは学校が用意してくれたもの。でもマレーシアの取り組みは、自らアイデアを出して企画し、実践している。私達もこういう行動に打って出たい」と、生徒たちは強い刺激を受けたそうです。
次号では、もう一つのフィールドワーク先である台湾プログラムについて取り上げると共に、折り返し地点に差し掛かった富士見丘SGHプログラムの今後の展望についてお伝えします。どうぞご期待ください。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
富士見丘中学校
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