最難関大学受験突破の鍵は高3男女が本気で挑む“御岳講習会”
文武両道を実践する学校として定評のある国学院大学久我山。今春も全国大会の常連であるラグビー部員を含む男子4名、女子1名が東大に現役合格。その他の国公立大学に46名、早慶上智、東京理科大学に203名と、多くの生徒がクラブ活動と両立しながら難関大学に現役合格を果たしました。
この実績を支えているのが、夏休みに行われる『御岳講習会』です。30年ほど前に高3の一部の生徒と先生が行った勉強会が発展し、10年ほど前から進路指導部が管轄する恒例行事(高3男女の成績上位者対象)となって、文系、理系ともに1週間ずつ行っています。
「国公立大学入試の二次学力を伸ばすことが目的のため、1学期の中間テストや校内外の実力テストの成績により参加者を決定します。高3になってから参加を希望しても成績が届かないことがあるので、高1から御岳講習の話をし、モチベーションを高めています。卒業生の合格体験談も刺激になります。文武両道をやり抜く生徒は、毎日の授業に集中し、定期試験で確実に点数を取り、学年で開催する校内勉強会などを上手に利用しながら力をつけて、この講習会に参加しています」(進路指導部)
言うまでもなく、朝から晩まで勉強づけの講習会ですが、「参加する生徒は自己管理ができていて、生活面で教員が口をはさむことはほぼない」と言います。「学習意欲も旺盛で質問が絶えないため、引率する教員も覚悟をもって臨んでいます」
同学年の仲間と生活をともにしながら勉強することで、その姿勢や勉強の仕方を学び合えるところも大きな魅力です。
「サッカー、ラグビーなど強豪クラブの生徒もこの講習会に参加します。彼らは1月の全国高校選手権大会の決勝を目指して、高3の夏も練習や合宿をしています。そのため『体力を落としてはいけない』と、講習の合間の休憩時間に走りに行ったり。講習会を終えると、その足で部活の合宿に向かったり。人一倍、時間を惜しんで努力する姿を目の当たりにして、刺激を受ける生徒がたくさんいます。男子部、女子部ともに、講習会で受けた刺激を持ち帰り、2学期以降は参加した子たちが中心となってクラスで勉強の雰囲気をつくってくれている。それが進路を拓く大きな力になっていると思います」
生徒の力を大きく伸ばす御岳講習会
男子A:「友だちとこんなに長く一緒にいるのは修学旅行でもないことで、たくさん会話ができてよかったです。質問もしやすく、(受験勉強に)これ以上はない環境だと思います」
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
国学院大学久我山中学校
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