中学生向け英語夏季研修を今年度から新たにスタート

進学実績の高い伝統校として人気を誇る男子校、それが巣鴨中学・高等学校です。創立100年以上の歴史を大切にしながら、新たな時代のニーズに応える取り組みにも積極的に挑戦。そのひとつが、今年度よりスタートした「Sugamo Summer School（巣鴨サマースクール・以下SSS）」です。
同校は、首都圏の男子校としては唯一イギリスの名門イートン校が主催するEton College Summer Schoolへの参加を認められており、すでに15年以上の実績があります。このプログラムは、中学3年生～高校2年生が対象で、約3週間にわたり、現地で英語のコミュニケーションや異文化との触れ合いなどを体験します。

一流の講師陣と英語でコミュニケーション

ドラマの授業では最後にみんなの前で演技を披露

その実績を踏まえて、中学2、3年生にも英語コミュニケーションの楽しさや意義を感じられる場を設けようとスタートしたのがSSSです。今年度は8月14～19日までの6日間で、巣鴨学園蓼科学校にて開催。一定条件をクリアした希望者から抽選で40名が選ばれ参加しました。
「SSSの最大の目的は生徒の心に火をつけ、自分から学ぶ意欲を引き出すことです」と語るのは入試広報部部長 大山聡先生。長年、Eton College Summer Schoolに参加して培った人脈もプログラム開催を後押しし、第一線で活躍するイギリス人講師6名を現地から招くことができました。
「政府官僚や名門校の現役教諭、女優としても活躍する方々など、6人の講師はそれぞれ一流の経歴と個性に合わせた得意分野を持っています。授業だけでなく、スポーツやアクティビティ、宿舎での生活を共にする中で生徒たちと濃密なコミュニケーションをとってもらえました」（大山先生）

多彩な授業内容で自主性や学ぶ意欲を刺激

授業は各講師がオリジナルのカリキュラムを作成。1クラス10人という少人数で、各講師の授業を3コマずつ受講します。もちろん授業はすべて英語で、例えば歴史が専門のトリスタン先生は天皇とイギリス国王の比較、ノア先生の授業はディベートを、エミリー先生は演劇を通した感情表現など、多彩な内容に。いずれも自主性を引き出す授業展開で、生徒たちも積極性を刺激されたようです。
授業の後は、スポーツやアート、アクティビティなどのカリキュラムも用意。英語でルールを学びながらクリケットやタッチラグビーなどをプレイしたり、けん玉など日本の伝統的な遊びを楽しんだりしました。
濃密な6日間は、英語でコミュニケーションをとる意欲をかき立て、視野を広げる貴重な機会となり、生徒たちも大満足だったようです。
「講師の先生が“生徒たちは橋を架ける材料も技術も持っているが、それだけでは橋を作らない。川の向こうにすばらしい世界があれば橋を作って川を渡ろうとする”と語っています。川を渡ろうとする気持ちを引き起こす人材を講師として迎えられたことが、大きな成果につながったと思っています」（大山先生）
来年度もさらに内容の充実をはかりながら、Sugamo Summer Schoolを継続して開催していくそうです。

ある日のスケジュール

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

巣鴨中学校
［学校HP］http://www.sugamo.ed.jp/
〒170-0012 東京都豊島区上池袋1-21-1
Tel. 03-3918-5311

最寄駅／
JR「大塚駅」・東武東上線「北池袋駅」徒歩10分。JR「池袋駅」徒歩15分ほか。都電荒川線「巣鴨新田」徒歩8分。

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