6カ国7校の中高生を迎え、日本初の 〝インターナショナルフレンドシップウィーク〟ホスト校に
国際教育と充実した英語教育が出色の同校が、埼玉県初のユネスコスクール(※1)に認定されて7年。先月、世界のユネスコスクールが集まるIFW(※2)が初めて日本で開催されましたが、これまでの実績を認められ、同校がホスト校に。開催直前の様子を教頭の田中直樹先生と、中1担任の伊藤直樹先生に伺いました。
IFWを待ちこがれる生徒たち。ホスト校として大役を務める
今年、同校に集うのはイタリア、スウェーデン、デンマーク、マレーシア、香港、インドの6カ国7校の中高生(おもに高校生)約50名。
IFWの大きな目的は「文化交流」と「世界に友人をつくる」こと。一緒に部活を体験するほか、上智短大との高大連携行事や浅草散策、種々のアクティビティ、また生徒の家へのホームステイなど、プログラム盛りだくさんの1週間になります。
「中高一貫部5年生の委員長を中心に、中高生約20人の委員で計画を練り、全校生徒で取り組みます。委員たちはほとんどIFWへの参加経験者ですから、イメージはできているようですね」と、田中先生。「海外から友達がやってくるという感覚で、緊張するというより、生徒たちはひたすら心待ちにしています(笑)」
ちなみに、ユネスコスクールは加盟校同士が直接コンタクトをとるため、同校では各国の生徒を受け入れたり生徒を派遣して、定期的に海外との交流を図っています。「生徒たちはその後もメールでやり取りし、『将来は一緒に会社をつくろう』なんて話もしているそうです(笑)。積極的な海外の生徒からは、良い刺激をもらっているようですね」と伊藤先生。
生徒はみんな〝未来を創るグローバルリーダー〟の卵たち
そして、「未来を創るグローバルリーダーの育成」の教育目標のもと、同校ではコミュニケーションに欠かせない〝使える英語〟の育成にも力を入れています。4技能を6年間でしっかり身につけると同時に、英語検定のレベルアップも積極的に図り、高校卒業までの目標は準1級取得。
英語は週10時間、放課後には英会話の授業を週3回実施しています。これは中高それぞれ、3学年の壁を取り払ってグレード別に行われます。さらに、「ALT(※3)の教員が中心になって作成した本校独自の英会話検定があり、年に2回実施しています」と伊藤先生は言います。
英会話力をアップさせることはもちろん、異学年交流の場にもなり、同校では上級生・下級生の壁がほとんどないとか。中学段階では生活指導もしっかり行いますが、その後は、先輩の姿を見て自分を律することを覚えていくそうです。このように、礼儀や相手を思いやる心を日常のなかで培っている同校だからこそ、真の国際交流も可能なのでしょう。
田中先生は言います。「今回、IFWのホスト校の大任を果たすことは、これまでの結果ではなく、さらなる種蒔きだと思っています」
世界中の仲間と交流する生徒たち。未来にとって、頼もしい存在です。
※1 ユネスコの理念を学校現場で実現するために発足した共同体で、世界182カ国、約1万校が参加している。異文化理解や環境教育など、4つをテーマにESD(持続発展教育)に取り組む。
※2 世界中の加盟校を一国に募り、テーマに沿った会合を開くなど、中高生同士が直接交流する機会。年に1回行われている。
※3 英語を母語とする外国語指導助手。
従来の「2科・4科選択入試」に加え、「専願入試(作文・算数)」「適性検査型入試(作文Ⅰ・Ⅱ)」「特待生入試」、そして「英語入試」も新設されます。英語入試については、以下のとおり。英語に関心があり、意欲的に取りくんでいる受験生は、ぜひチャレンジしてください。
日時◆1月10日(水)午後
科目◆「国語基礎・算数基礎」+「英語筆記・面接」の2科目
※英語検定4級までの問題
※国算は小学校で学習した基本的内容
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
国際学院中学校
[学校HP]http://js.kgef.ac.jp
〒362-0806 埼玉県北足立郡伊奈町小室10474
Tel. 048-721-5931
最寄駅/
ニューシャトル「志久駅」徒歩12分。JR湘南新宿ライン(高崎線)「上尾駅」(宇都宮線)「蓮田駅」から
けんちゃんバス「国際学院高校入口」徒歩4分。スクールバス:「上尾駅」「蓮田駅」からあり。