日本大学の付属校としてのメリットを生かしつつ 他大学への進学もめざす
日大? 他大学?どちらを選んでも◎
1968(昭和43)年に開校した千葉日本大学第一は、今年度創立50周年を迎え、この11月には新しい校舎も竣工。次の時代へ…新校舎での新しい歴史が始まりました。同校は、校名からもわかるとおり、医学部から芸術学部まで全16学部を有する日本大学(以下、日大)の付属校。そんな同校の進路指導について広報の久保田勝先生にお話を伺いました。
「本校は“ほぼ全員が日大に進学するもの”と思われがちですが、じつは他大学にも進学しています。たとえば平成28年度の卒業生ですと、日大に進学する生徒は大学進学者のうち64%で、他大学進学は36%にのぼります。本校は日大の付属としての枠を超えた大学進学への環境づくりに取り組んでいるのです。また、生徒は入学当初から学習のみならずクラブ活動なども充実させたい『両立型』と、医歯薬学部などを目標にした『目的型』の2つのタイプに分かれます」
高1から「進学クラス」と「特進クラス」に分かれる同校。「進学クラス」はいわば「両立型」。総合大学として数多くの学部学科をもつ日大で、「学びたい学問」や「進みたい進路」についてじっくり考え、日大やGMARCHレベルの大学をめざすのです。なお、日大への推薦は、高校3年間の成績と高2・高3の4月と高3の9月に行われる「日本大学基礎学力到達度テスト」で決定。「この試験は全国の日大の付属校で一斉に行われるのですが、ふだんの学校の授業をきちんと受けていれば心配いりません」とのこと。
一方、「特進クラス」は国公立大や早慶など超難関私大や医歯薬系をめざすクラスで、こちらは「目的型」といえるでしょう。「特進クラス」へは、生徒自身がこのクラスを志望するか否かと、統一の学力テストの成績によって決まります。とくに、注目したいのは医歯薬系への進学です。
「日大には医歯薬学部のほか、首都圏ではめずらしい獣医学科があります。それらの学部や学科をめざす生徒にとって、日大の推薦が受けられることは、自身の志望に一歩でも近づける、本校ならではのメリットだと思います。もちろん特進クラスなどに在籍し、成績も上位であり続けることが前提ですが」
また、「国公立が第1志望の場合に限り、日大の併願も可能です」とのこと。「日大」という保険を保持したままチャレンジできるのです。
中高大連携授業で進路を意識
さらに、付属校としてのメリットには、日大との連携授業があります。中高大連携授業では、理工学部の協力のもと歩行ロボットの制作などを行います。また、夏季体験授業では各学部で大学の授業を体験。高校生の希望者には「医歯薬学部研修」が用意されていますが、こちらは大学付属の病院を見学したり、大学で使用している電子顕微鏡など器具を使って最先端の研究にふれたり、看護体験など貴重な体験ができます。
「薬学部で研修を受けた生徒の中には、『大学ならではの最新設備を見学でき、さらに、薬学部ではどんなことを学べるのかが具体的にわかり、進路を決定するうえでたいへん役立った』という生徒もいました」
中学の英語のレシテーションコンテストをはじめ、家庭学習にオンライン英会話を取り入れたりするなど、英語にも力を入れている同校。今年は、医歯薬学部研修で学んだことを英語でプレゼンテーションをする女子もいたのだとか。
大学付属校の特典を生かした進路指導が充実している千葉日本大学第一。その可能性は無限に広がっています。
●4階建て(4階にはカフェテリア)
●明るく開放的な雰囲気
●各棟にエレベーター
●バリアフリー
●安全管理・耐震補強
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
千葉日本大学第一中学校
[学校HP]http://www.chibanichi.ed.jp/
〒274-0063 千葉県船橋市習志野台8丁目34番1号
Tel. 047-466-5155
最寄駅/
船橋日大前駅(東葉高速鉄道)西口下車徒歩12分 習志野駅(新京成電鉄)より徒歩18分