「楽ではないが楽しい学校」がモットーの城北埼玉。文化部でも男子校ならではのアツい活動があります。今回は模型部を紹介します。
間口の広い活動内容
模型部の部員は約20名。週3日の活動で「ものづくり」に取り組んでいます。活動内容は多彩。顧問の神門清貴先生の方針で、「ものづくりならなんでもOK」となっており、ガンプラやミリタリー系のプラモデルを作る部員や、ひたすら切り絵を作る部員、ある部員は本物そっくりの木製の「輪ゴム銃」を作るなど、各自が作りたいものを作っています。
また、文化祭では大型模型を製作。実物大の戦車や神輿、3メートルほどの「宇宙戦艦ヤマト」などは体育祭のクラブ対抗リレーでのバトン代わりに使用しています。「ダンボールで作った大型模型を水泳部が水鉄砲で攻撃するのが体育祭の恒例になってしまっていて、それはそれで盛り上がっています。」(神門先生)
技術向上への取り組み
模型部では、年5回の「部内コンテスト」を実施。互いの作品を批評し合い、レベルアップを図っています。このコンテストには部員は3回以上の出品が義務づけられており、毎回完成度の高い作品が目白押しです。希望すれば部員以外でも出品できるそうで、それによって部員達は刺激も受けているそうです。
また、大学の建築科に進学したOBの指導を受けたり、他校との交流も積極的に行っているそうです。その積み重ねが、昨年大きな成果となりました。
国際大会でグランプリ
昨年度浜松市で開催された「ハイスクール国際ジオラマグランプリ」には2チームが出品。ウルトラセブンの秘密基地を再現した作品は見事グランプリを受賞。第二次大戦中のドイツ軍戦車のジオラマは「タミヤ賞」を受賞。見事ダブル受賞を果たしました。この快挙の背景には、部員達の技術向上への努力や創意工夫があるのはもちろんですが、「楽ではないが楽しい学校」という学校のモットーがあります。生徒の自主性を尊重しながら、規範意識をしっかり持たせる指導があって活発な活動が行われているのです。「自分たちだけで満足する活動ではなく、もっとみんなに知ってもらえる活動を心がけています。締め切りなどもあり決して楽ではないと思いますが、作品を完成させた時は『作ってよかった』と充実した顔をしてくれます。この達成感をもっと生徒に知ってもらいたいと思います。」(神門先生)こんな活動の成果は、今年の文化祭でご覧いただけます。足を運んでみましょう。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
城北埼玉中学校
[学校HP]http://www.johokusaitama.ac.jp/
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Tel.049-235-3222
最寄駅/
JR川越線「南古谷駅」・東武東上線「上福岡駅」徒歩25分。スクールバス:「南古谷駅」「上福岡駅」・西武新宿線「本川越駅」からあり。