〈男女共学化〉による新たな歴史を刻む中で、 未来社会を生きるための理数教育を推進
一人の人間(ひと)として生きる力を育てる
社会の在り方そのものが急激に変化する中で、男女の別なく総合的な人間力を養い、一人の人間(ひと)として生き抜く力を育てるために。横浜富士見丘学園は、2019年度から男女共学化を図り、新たな歴史を刻みます。女子は少人数制できめ細やかな学習指導を行い、男子は医学部や国公立・難関私立理科系大学進学を目指す理数特進クラスのみです。授業やホームルームを行うクラスは別となりますが、文化祭や体育祭などの行事をはじめとする学園生活では、男女一緒に切磋琢磨する環境が生まれます。
男女共に理系・文系共に理数教育を充実
共学化による新たな教育の特色の一つが“理数教育の充実”。その意図について校長の駒嵜健先生に伺いました。「AI(人工知能)が拡大する中、今後は、科学技術の善悪が判断できる倫理観と理解力が必要になります。それがないと、技術を使いこなすのではなく、使われる立場になってしまいます。また、社会に出れば何らかの情報処理や分析作業が不可欠になります。つまり男女共に、また理系はもちろん文系であっても理数系の能力が重要になるのです」。こうした考え方に基づき、同校では下図に示すように理科・数学の充実を図っています。数学は夏休みにレポートを課し文化祭で発表を実施。理科は年2回の自然観察会を行うなど、理数系への興味・関心を引き出す取組みも展開します。さらに東京理科大学との教育連携も行っており、「理系の学び講座」では、研究者や最先端の科学技術を学ぶ大学生・大学院生との触れ合いを通じ、理系との関わりをより一層高めています。思春期は、興味・関心のもち方・学習の取り組み方などに男女差があるため、特長を捉えつつ成長段階に応じた教育を行います。
英語・数学・国語の主要3科の基礎学力も重視
伝統的に英語教育を重視する同校ですが、改めて上の図を見ると充実した授業と多彩な学習支援の内容が分かります。「私学として主要3科目の基礎学力を定着させることは重要です。数学に加え、英語では体験型の海外研修プログラムもより充実させながら、生きた英語力を磨きます。また、国語力の養成にも力を入れる予定です」(駒嵜校長)。
100年後の未来を見据えながら、社会構造の急速な変化に応える同校の、新たな教育が構築されようとしています。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
横浜富士見丘学園中学校
[学校HP]http://www.fujimigaoka.ed.jp/
〒241-8502 神奈川県横浜市旭区中沢1-24-1 Tel.045-367-4380
最寄駅/
相鉄本線「二俣川駅」徒歩15分。