私学探検隊

まるで海外留学をしたかのような体験を機に 積極的に外国人にアプローチできるようになる

普段とは違う環境の中で英語を使う生活にチャレンジ!

2日間で作り上げた英語劇を全員の前で披露!会場全体に心地よい緊張感が漂う

2日間で作り上げた英語劇を全員の前で披露!会場全体に心地よい緊張感が漂う

グローバル化した現代社会でこれから生きていくためには、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」という能力が不可欠といわれています。共栄学園では早くから国際社会に目を向け、英語教育に力を注いできました。今回は外国人講師と過ごす2泊3日の国内留学「K‐SEP(共栄スペシャルイングリッシュプログラム)」について、ご紹介します。
K‐SEPが行われているのは、千葉県成田市にあるリゾートホテル。「6年前から中学2年生の9月中旬に授業の一環として毎年行っているのですが、基本的には英語で3日間を過ごすという内容です。宿泊するのはラディソンホテル成田という主に航空会社のフライトクルーが宿泊するホテルなのですが、利用者の90%くらいは外国人です」と語るのは広報担当の赤塚雄介先生。
1クラスを10人程度のグループにわけ、現地ではさまざまなイベントや英語劇の制作、食事会などが催されます。「当日、バスの中では外国人講師の自己紹介など生徒たちとのコミュニケーションから始まります。講師たちは続けて参加してくれている人もいますし、初めての方も。皆さん、お話上手ですし、生徒たちの扱いもうまいプロの方ばかり。英語で外国人に話しかけたことのない生徒たちを誘導して、どんどん英語の世界に引き込んでくれます。到着したらランチタイムなのですが、このホテルは食事が美味しく、生徒たちに大評判です」と赤塚先生。
初日はトレジャーハントやイス取りゲームなど体を使いながらゲーム感覚で常に英語に触れる時間を共有していきます。「最終日には約5分間の英語劇を発表するのですが、その準備も大変。グループごとに講師と生徒が一緒になってミーティングを行い、テーマ・セリフ・演出などひとつの作品を2日間協力し合って作り上げます。お披露目した後、各賞も発表します」。

短期間で協力して完成させる英語以外にも学ぶことの多い3日間

昨年、K‐SEPに参加した加藤朋華さんは、「私たちのグループは学園祭をテーマにしたのですが、内容がまとまらず二転三転しました。1日目に内容を決めて台本まで準備をしたかったのですが、練習をスタートしたのは2日目の午後。でも力を合わせてなんとか完成できました。この授業でわかったことは、完璧な英語を話せなくても単語と身振り手振りで伝わるということ。大切なのは伝えたい気持ちなのだと思いました」と話します。さらに「私のグループはゲームがテーマだったのですが、講師の先生がぐいぐいひっぱってくれたので、制作は早く進みましたが、英語の発音が難しくて少し苦戦しました。私も加藤さんと同様に英会話が少し怖かったのですが、終わってみたら楽しい思い出ばかり。外国人に話しかけられたら勇気を出して話してみる、というきっかけがつかめたように思います」と森谷優美さん。2日目の夜には当日ホテルに宿泊している外国人を招待し、それぞれの国の文化交流を深める食事会やイベントを行うなど、3日間の内容は満載。今年もどんな展開になるのか期待が膨らみます。

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

共栄学園中学校
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