私学探検隊

進学フェアに企業インターンプログラム。進学実績とともにキャリア教育が進化中

昨年から始まったキャリア教育プログラム

文武両道による人間形成で、希望の大学進学を実現することを目標としている城北埼玉が、進路指導やキャリア教育によりいっそうの力を入れています。ここ数年のキャリア教育のトピックについて、入試広報部部長の奥貴行先生に伺いました。
「まず中2では保護者や親戚の方の職業について調べ、レポートにまとめます。そして、その職業に就くにはどうすればいいのかなどを生徒自らインタビューし、進路に対する意識づけをするのです」(奥先生)
さらに、昨年から始まり、生徒にも保護者にも好評なのが「企業インターンワーク」(参加は中3と高1)です。これは、KDDIや大塚製薬、JALなど有名企業が参加して行われる「課題問題解決型学習」のプログラムで、たとえば、企業側から「働く女性の朝食になる機能性食品を作る」という課題が出されます。そして、この課題に対し、グループで議論を重ね、課題に挑みます。
この企業インターンワークには昨年の秋から半年間をかけ、総合学習の時間にグループで課題に取り組みました。その結果をプレゼンし、全国大会に出場する2チームを決定。出場した中3のチームは、KDDIが出した課題に対し、いくつかの「学校運営アプリ」を提案して優良賞に輝きました。
「企業インターンワークは職業理解、コミュニケーション力、チームワーク力、プレゼン力などを養い、実際の社会につながっていくプログラム。生徒からも保護者からも好評です。今年も秋から来年3月の全国大会に向け、学習がスタートします」(奧先生)
このほか「JAXA筑波宇宙センター見学」(中3の希望者)や「日本大学医学部見学ツアー」(高校生の希望者)といったプログラムもあり、それぞれが人気のプログラムです。

40大学が川越に集合。進学フェアを展開

近年、国公立大学や難関私立大学への合格実績を伸ばしている同校。昨年までは同校のホールで開催していた「進学フェア」ですが、今年から川越市の複合施設ウェスタ川越で行うことになりました。
「進学フェア」には約40の大学が参加。生徒たちは自分の興味がある大学のブースに行き、積極的に質問しています。この進学フェアには、同校の高校生全員が参加。午後4時までは城北埼玉生専用で、4時以降は他校の生徒にも公開されているのですが、多くは同校の生徒のみ。しかも、学年ごとに時間差で会場に訪れるので、ゆっくりじっくり見て回ることが可能だとか。
「高校1年生から大学の先生の話にふれることで、進学に対しても高い意識をもてるのです」(奧先生)
また、高1の冬には東京駅に現地集合し、都内の大学を見学する「キャンパスツアー」もあり、こちらも進学のモチベーションアップにつながっているようです。
学習面では卒業生による「OBスタッフ学習支援隊」が活躍中です。
「卒業生で現役の大学生が定期的に本校を訪れ、学習のサポートをしてくれます。基本的には進路室に常駐していますが、時々は教室を回り、教室で学習をしている生徒に様子を聞いたりしています。また、学習面だけでなく、進路相談や学校生活についてもアドバイスをしているそうで、生徒たちからの信頼も厚く、好評ですね」(奧先生)
同校のキャリア教育がどのような花を咲かせるか、楽しみです。

キャリア教育プログラム
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日本大学医学部見学ツアー

日大医学部の先生の指導を受け、鶏の膀胱の解剖

企業インターンワーク

全国大会での城北埼玉の発表

JAXA筑波宇宙センター見学

50mもあるH-Ⅱロケットの前で記念撮影

進学フェア

今年は6月21日に開催された

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

城北埼玉中学校
[学校HP]https://www.johokusaitama.ac.jp/
〒350-0014 埼玉県川越市古市場585-1 Tel.049-235-3222
最寄駅/
JR川越線「南古谷駅」・東武東上線「上福岡駅」徒歩25分。
スクールバス:「南古谷駅」「上福岡駅」・西武新宿線「本川越駅」からあり。

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