私学探検隊

中高総勢約70名の部員が一丸となり奏でる音色には 「人の心を動かす」感動が。生徒の自主性を重んじ、 明るいカルチャーの吹奏楽部で達成感を味わう。

全員参加で音楽を創り上げる充実感

チアダンス部との合同イベントで。華やかな舞台に、吹奏楽部のメンバーの士気も高まる

チアダンス部との合同イベントで。華やかな舞台に、吹奏楽部のメンバーの士気も高まる

創部から80年以上という歴史を誇る日本大学第二中学校の吹奏楽部。中学生・高校生が一緒になって活動するというのも中高一貫校ならではの魅力です。総勢70名の部員は男子も約20名所属し、年々割合も増えています。
吹奏楽部の目標である部訓は3つ。「人の心動かす音楽を創る(芸術性)」「One for All, All for Oneの精神(人間性)」、そして3つめは、生徒自身が考案して主体性を表すスローガンで、2018年度は「メリハリ、チームワーク、コミュニケーション」でした。
「日大二中の吹奏楽部の特徴は、生徒の自主性を重んじていること。定期演奏会の曲目なども生徒が候補曲を考えて、相談しながら決めます」と顧問の三瀬悠先生。定期演奏会のほかにも、文化祭や体育大会などの学校行事、コンクールや地域のイベントへの参加など、年間20イベント以上をこなし、本番に向けて忙しく練習を重ねています。
活動日は月・火・木・金・土の週5日。夏休みには、新潟県での4泊5日の合宿で、コンクールに備えます。
「指導講師としてプロの音楽家を招いて、ほぼ毎回指導に来てもらっています。芸術面ではプロのスキルを吸収し、クラブ活動の生活面では顧問が見ていくことで、しっかりとしたスキルとチームワークを育てています」(三瀬教諭)

中高の垣根を超えたパートごとの人間関係も

「仮入部で体験をしてみたらとても楽しくて、入部を決めました」というのはコントラバスを担当しているM・Y(中3)さん。「吹奏楽は団体競技でひとつのものを創り上げるという部分が、一番の魅力ですね」(M・Yさん)と言います。
オーボエを担当するA・T(中3)さんは、「入学式でみたステージドリルという振り付けをしながら演奏する姿に憧れて」と入部の動機を語ります。これまでで一番楽しかったのは、「ディズニーランドでの演奏をかけたオーディションに向けての活動。ディズニーの楽しい曲目を振り付けしながら猛練習したことです。自主的に朝練をしたりして、一生懸命がんばりました」(A・Tさん)と、笑顔で答えてくれました。
K・Y(中3)くんは、以前から憧れていたパーカッション担当。「吹奏楽はパートごとで、中学生、高校生という学年を超えたチームをつくって練習するので、幅広い学年の先輩・後輩が密に交流できます。高校生になると中学生を教えることも増えるので、4月から後輩が増えるのが楽しみです」(K・Yくん)と、新入生の入部を待ち望んでいます。
誰が入部しても楽しく活動できる明るい雰囲気で、生徒の自主性に任された吹奏楽部は、6年間の学校生活にやりがいと充実感を与えてくれそうです。

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

日本大学第二中学校
[学校HP]https://www.nichidai2.ac.jp/
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