代々受け継がれてきたチームワークと高い演技力 チアリーディング未経験からスタートする1年生も 仲間と共に成長し全国大会決勝の舞台へ
今年、創立90年を迎えた恵泉女学園。生徒の自主性を重んじる同校では、「信和会」という自治組織を設け、生徒が互いに協力しながら委員会、部会、クラブ活動を運営しています。中でもクラブ活動は、生徒の多様性を示すように運動系、文化系あわせて22もあり、どのクラブも活発に活動しています。今回は約100名の生徒が所属する人気クラブのひとつ、チアリーディングをご紹介します。
初心者も先輩が丁寧に指導
今年で創部29年目のチアリーディングクラブ「BLAZERS」は、JAPAN CUPや全日本選手権大会で決勝進出常連の実力派。恵泉デーで行う演技も毎年好評で、来校者の人気投票のYour Choiceクラブ課外部門で、12年連続1位を獲得。昨年、殿堂入りを果たしました。
このように高い演技力を誇るBLAZERSですが、全員がチアリーディングやダンス経験者というわけではありません。本格的な運動は初めてという新入生もいるため、最初は体幹トレーニングなど筋力作りから開始。顧問の先生や先輩が基礎から丁寧に指導してくれるため、初心者でも安心して練習に取り組めます。また、「皆で乗り越えられるよう、苦手なメニューこそ積極的に声を出しています」(S・Aさん)の言葉どおり、練習中は励ましやアドバイスをする元気な声が響きます。普段からお互い声を掛け合うことで信頼関係や結束力が強まり、良い演技に繋がっていくのだそうです。
強い団結力と自主性は歴代の先輩方の姿がお手本
チアリーディングに情熱を傾け、清々しい青春を過ごす部員の皆さんにとって、一番の目標はBLAZERSを築いてきた先輩のようになることだといいます。「初めて演技を見た時、私も同じようになりたいと強く思いました」(I・Rさん)。身近に目標とする先輩がいることで主体的に成長し、自分も先輩となった時には後輩をサポートする心を養う。クラブ活動の中で得たかけがえのない経験や仲間との友情は、大学や社会へ出てからも大きな支えとなることでしょう。
入部のきっかけは?
I.R.さん(旧部長) 先輩方が本気で練習に打ち込む姿を見て、「かっこいい!」と思い入部を決めました。
S.A.さん(新部長) 勧誘にいらした先輩が、どのクラブよりもキラキラしていて、私もチアリーディングに入ったら、輝いた学校生活を送れるのかとワクワクして。
やりがいは? 未経験でも大丈夫?
I.R.さん 恵泉デーでは、発表を見てくださった方から感動の声をいただくこともあり、自分たちの演技がお客さんの心に届いたことを実感できます。
S.A.さん 私は入部したばかりの頃、体も硬く体力もなかったのですが、顧問の先生や先輩方に一から指導してもらいました。部員は皆、仲が良く面倒見がいいので、ゼロからのスタートでも大丈夫です。
部長として過ごした感想を
I.R.さん 改めて先輩の偉大さを理解すると同時に、先生方、同輩、後輩、そして家族の支えが当たり前ではないことに気がつきました。
新部長としてのいきごみを
S.A.さん どんな練習でも自分たちで楽しさを見つけ、嬉しさを共有するチームを目標に、恵泉の中でも一番楽しいクラブにしたいと思っています。
人との関わりや感謝の気持ちなど、時代が変わっても大切にすべきことが受け継がれているクラブだと思います。中高共に練習内容から演技の構成まで、自分たちで考え決めています。このような自主性の高さもBLAZERSの特長です。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
恵泉女学園中学校
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