グローバル社会で生き抜く力を培う男子進学校躍進の鍵は中3・高1の“視野を広げる体験”
帰国生も含めて多くの受験生が支持する注目校
9年連続で都内男子校ナンバー1の志願者を集める東京都市大学付属中学校(世田谷区)。中学3年間で約60テーマを扱い思考力と記述力を鍛える理科実験レポートや、自らの考えを探究し表現する力を伸ばす弁論大会、中期修了論文など、新大学入試に対応する取り組みを10年以上前より実践しています。また近年は、高校1年必修のアメリカ西海岸研修旅行や中学3年希望者対象のニュージーランド3か月ターム留学、マレーシア異文化体験プログラムなど、海外研修の機会も充実。英語力の高い生徒向けの取り出し授業の対応もあり、大変多くの帰国生にも支持されています。
そんな同校が、グローバル社会でたくましく活躍できる生徒を育てるための「核」と位置づけるのが、中3・高1の2年間に組まれた体験プログラムです。主幹教諭の桜井利昭先生にその中身をうかがいました。
海外研修や企業訪問など直接触れ合う体験が刺激に
「中3・高1は、中高6年間の折り返しにあたります。この時期に、海外の文化や社会、職業を知る経験をすることで、生徒たちには視野を広げ、将来について考えるきっかけとしてほしい。そのような狙いで実施しています。
まず、中3では全員が約1年をかけて『キャリア・スタディ』に取り組みます。様々な職業の方を招いての講演を聞いたり、本校社会人OBの協力のもと、実際の企業・職場を訪問したりする体験を通じ、働くとはどういうことなのかを学び、自分の将来について考えるプログラムです。そして高1では、必修の北米研修があります。カリフォルニア工科大学やUCLAといった世界屈指の大学や日系企業を訪問するとともに、ホームステイも行います。わずか2日間ですが、現地の家庭生活で得られる刺激は大きいようで、生徒たちからも『最も印象に残った。楽しかった』との声が多く寄せられています」(桜井先生)
その他にも、希望制で、マレーシア異文化体験プログラム(中3・10日間)やニュージーランド3か月ターム留学(中3)、ニュージーランド語学研修(高1・3週間)も実施している同校。いずれのプログラムでも、全日程、現地校での英語による授業を受けることが特徴だそうです。
「海外の地に来て、わからない経験をどう乗り越えるか、が大事だと考えています。言葉も通じない、頼れる家族も先生もいない中で、壁を越えるには、自分が行動を起こすしかありません。帰国した生徒たちは、語学力を身につける以上に、積極性や主体性、将来の進路の方向性など、様々なものを得て、大きく成長してきます」(桜井先生)
中高一貫校だからこそ可能な中3・高1の2年間の体験プログラム。自分自身の経験を元に将来を見据えるからこそ、生徒たちは高い目標へも挑戦していけるのでしょう。
6月のオープンスクールも約二五〇〇名が参加するなど、人気が続く同校に、今後も注目です。
中3キャリア・スタディでの企業研修
実際の職場を訪問し、生き生きと仕事をしている先輩の姿に感動!キャリアを考えるきっかけに。
中3希望者 マレーシア異文化体験
多民族・多文化を学ぶ。姉妹校交流ではホームステイの受け入れも。
高1必修 北米研修旅行
世界トップクラスの大学や日系企業の見学、ホームステイを通じて、「語学力」+「生きる力」を養います。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
東京都市大学付属中学校
[学校HP]https://www.tcu-jsh.ed.jp/
〒157-8560 東京都世田谷区成城1-13-1 Tel.03-3415-0104
最寄駅/
小田急小田原線「成城学園前駅」徒歩10分。東急田園都市線「二子玉川駅」・東急大井町線「等々力駅」・JRなど「渋谷駅」・東急東横線「都立大学駅」からバス「東京都市大付属中高前」。