学校というポート(港)から社会の大海原へ。将来を見据えた進学力を着実に積み上げる
学習習慣を定着する「文教ステーション」
建学の精神「人間愛」を軸に、「伸びる教育・伸ばす教育」を実践する文教大学付属中学校。「進学力」を教育目標のひとつとし、学ぶ意欲を引き出す環境を整えています。
「学力の三要素である思考力・表現力・主体性を視野に入れ、自分で未来をつくる力を育んでいきます」と、神戸航副校長は自信を伺わせます。
中学3年間は、「基礎基本の充実」と「先取り学習」を重視。5教科に重点をおいた週35時間の授業に加えて、オンライン英会話や英検対策講座など、個々の将来につながる興味・関心に合わせた「みらいtime」を導入。生徒全員が目的意識を持って学習することを目指します。
また、学習習慣を定着させるためにあるのが、「文教ステーション(Bステ)」。学習塾と連携して放課後学習を支援するシステムで、高3以外の生徒全員が必修で利用します。
「生徒には週2回以上の利用を推奨。中学生は19時半、高校生は20時まで利用できるので、授業でわからなかったことをその日のうちに復習する、部活後に利用するなど、自分に合わせた使い方をしています」(神戸副校長)
Bステに常駐する専任チューターは、その日の授業内容を把握しているので、それぞれの生徒に合わせた指導が行えます。Bステを始めてから、あきらかに生徒の学習意欲が向上。大学進学実績向上にもつながっているといいます。
将来のキャリアと今の学びをつなげる
何のために学習するのか。その目的を生徒たちに考えさせるのが、週2回、中高6学年すべてで行うキャリア教育です。同校オリジナルの教材を使い、体系化して学ぶことで、学習の目標を持てるようになります。
キャリア教育と連動するのが、バリエーション豊かな体験学習です。中1は群馬県みなかみ町で田植えやラフティング、中2は同じみなかみで地域の農家の家に滞在。農家の生活を体験します。中3では山梨県身延町で山登りをしてから宿坊に宿泊。和紙漉きを体験して、和紙で自分の卒業証書を製作します。
これらの多彩な経験とキャリア教育が、将来を考えるきっかけとなり、大学の学部選びなどの具体的な進路にも大きく役立っています。
主体性を伸ばすICTの活用
また、今年の中1からタブレットPCを全員が所有。よりICTを駆使した授業を展開しています。
「タブレットPCはあくまでもツール。それを使って何をどう学ぶかが重要です」(神戸副校長)
授業の効率化はもちろん、意見を記入したり、クラスメートと意見を共有するなど、多様性や主体性を発揮するシーンも増えてきたといいます。委員会活動でパワーポイントを作成したり、タブレットPC利用のルールを考えるICT委員を立ち上げるなど、学習面以外でもICTを積極的に活用しています。
「学校は、生徒たちにとってポート(港)です。生徒たちの未来への船出を大きく応援する、そんな学校生活が待っています」(神戸副校長)
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
文教大学付属中学校
[学校HP]http://www.bunkyo.ac.jp/jsh/
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最寄駅/
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