中1の林間学校は農村体験がメインイベント
長野県・菅平高原で農家のお手伝いや山歩きも
駒込中学校では、各学年ごとに行う体験重視の校外学習を大切にしています。中1は夏休みに2泊3日で行う林間学校です。
世界遺産である群馬県の富岡製糸場を見学した後、長野県・菅平へ。ネイチャークラフトや英語のアクティビティ体験など盛りだくさんの行事がある中で、メインイベントは「農村体験ホッとステイ」。6~8名のグループに分散して農作業を手伝い、お昼は採った作物を野外で調理します。
「都会では忘れがちな自然への敬意を再認識したり、食への感謝を学びます」と、駒込中学校教頭の本田靖先生。
参加した舟久保優輝くんと高梨雅臣くんにインタビューしました。
――林間学校では、どんなことが楽しかったですか?
高梨 農村体験です。農家にお邪魔してシソの葉を収穫しました。枝についているシソの葉を初めて見ました。農家の方に、「葉っぱのつけ根をひねると上手に採れるよ」と教えてもらいました。
舟久保 マキ割りです。斧で竹を切って、たき火の材料を自分たちで用意しました。斧を使うのは初めてだったけれど、農家のおじさんが見本を見せてくれたので、上手に割ることができました。
――ほかにはどんなことを?
高梨 山歩きです。けもの道のようなところを歩いてカマキリやバッタ、水遊びではカエルもつかまえました。
――小動物を触るのは平気?
高梨 僕は平気。中には、触れないって騒いでいる子もいたけれど。
――自分たちでカレーを作ったそうですね?
高梨 女子にあれこれ指示されるのが少し癪にさわったけれど、僕たちの班は上手にできました。自分たちで割った竹や新聞紙を使って、火起こしからやったんです。
舟久保 僕たちの班は、うまく火が起こせなくて竹をムダに使ってしまいました。農村体験以外では、ネイチャークラフトでミサンガを作りました。上手にできたものは、文化祭で展示するんです。
――どんなことが印象に残っていますか?
高梨 農家のおじさんたちが竹を割る時は「太鼓のバチを叩くように使うといいよ」と教えてくれたり、けもの道を案内してくれて、とても温かみを感じました。
舟久保 朝はひんやり涼しくて、空気もおいしかった。山の自然に触れることができて、大満足です。
豊かな自然を体験しながら、協同作業で人間関係を構築
「自然の中で食物を育てる難しさや、働いた後の食事のおいしさを知る濃密な時間を過ごして、生徒たちはひと回り大きくなって戻ってきます」と、本田教頭先生。
そして、4月に入学したばかりの生徒同士が親睦を深め、人間関係を構築する狙いもあるそう。プチ口喧嘩があっても、「会話することで親密になれます。そして、共同作業を通じて互いの個性を尊重し、思いやることを学びます」(本田教頭先生)。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
駒込中学校
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