昼休みと放課後は生徒でにぎわう校長室と職員室生徒と先生の距離が近い理由は開かれた扉にあり
ウェルカムな校長室から飛び立っていく生徒たち
ここ市川学園では、文部科学省が展開する『トビタテ! 留学JAPAN』の留学生を5年間で30名も輩出しています。厳しい選考を突破する秘密が、なんと校長室にありました。
「生徒の提出書類チェックやアドバイスは私と副校長がやっているので、昼休みや放課後は誰かしらが校長室にいますよ」と今年で就任6年目の宮﨑 章校長先生は語ります。
『トビタテ!』では、行きたい国やプランを自分自身で決めるので、応募の段階から否応なく自分を見つめ直すきっかけになるそうです。
「中3冬からの準備過程で生徒がすごく伸びます。例え結果が残念でも、別の何かにチャレンジする際にこの経験が活きます」(宮﨑校長)
ほかにも校長先生自らが留学フェローシップやビジネスコンテストなどの情報を発信しているそう。そこに興味を持った生徒が、校長室にどんどん集まって来て、さながら校長室は課外活動の「作戦本部」のよう。
「担任の先生を経由してもいいのですが、説明することも多いから直接生徒と活動しています。生徒と話すのが楽しいですからね」(宮﨑校長)
校長先生と和気あいあいと書類を作ったり、話をしたりする生徒たちも笑顔が絶えません。
「僕たちはビジネスグランプリに応募していて選考中です。校長先生にはたくさんアドバイスを頂いて、発表も見に来てくださいました」と話してくれたのは大村くんと猿田くん。「留学のことはもちろん何でも相談に乗ってもらえるし、世間話もします」と野村さん。卓球部でレギュラーの西川さんは、「部活と課外活動のバランスもうまく取っています」と充実している様子。
「生徒たちは勉強と部活の両立だけでなく三立も四立もしているし、して欲しいですね」(宮﨑校長)
入りやすくアットホームな職員室先生は各駅停車で生徒と情報共有
開かれているのは校長室だけではありません。市川学園の職員室の扉は基本的に開けっ放し。休み時間にはどんどん生徒が入ってきます。「質問や進路相談だけでなく、ちょっとしたことでも遠慮なく生徒たちはやって来ます。人間関係の悩みは早めの対応が肝心ですから、生徒には何かあったらすぐ来なさいと常日頃から伝えています」と吉田康彦先生。
ひとりが質問に来れば、帰り際に次々と先生に声を掛けられて「各駅停車」で停められるのも特徴です。
「生徒数が多い中でも先生は私のことを知ってくれていて、廊下で会えば褒めてくれたり、テストの点が悪いと心配してくれたりします」(小林さん)。野球部の髙橋くんは、野球のことや人間関係のことを顧問の先生に相談に乗ってもらっているそう。
このアットホームな職員室のおかげで生徒は安心して学園生活が送れているようです。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
市川中学校
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最寄駅/
京成本線「鬼越駅」徒歩20分。JR総武線・都営新宿線「本八幡駅」、JR武蔵野線「市川大野駅」、JRなど「西船橋駅」〔直通バス(登下校時のみ)〕からバス「市川学園」「市川学園正門前」