“英語が話せた、通じた”という経験が自信となり、積極性を身につける
事前にしっかり準備をしてから海外研修旅行に向かう
思いやる優しい心を持ち、しっかりと自己確立をするための「仏教を基にした教育」と、自身が思い描く将来を実現するための力を育む「女子一貫教育」を柱とする国府台女子学院中学部。毎年3月と7月に希望者を対象に、英語を使ってコミュニケーションをはかり、グローバル時代に適応する力を養うことを目的とした海外語学研修を行っています。
今回は2019年7月にアメリカのデンバーに引率された副教頭の軍司洋二先生にお話をお伺いしました。「3月に行くハワイは、歴史や文化を中心に学び、“海外に慣れる”というスタンスの初心者向け4泊6日の旅です。7月にはアメリカ本土に渡り、37名の生徒が16日間を過ごしました。治安がよい所で、海外で生活していることを実感できる場所ということを考え、今回もコロラド州のデンバーにある標高1700mのロッキー山脈の麓で実施しました。この経験で英語に対してモチベーションを高め、さまざまな刺激を受けることが大切だと考えています」。
初めて海外に行く生徒たちも多いため、事前授業が数回行われます。「アメリカの文化や歴史を中心にレクチャーをします。また急な生活変化に戸惑わないために、日本とアメリカの生活習慣や生活サイクルの違いがあることを教え、心の準備ができるようにしています。また現地に到着して英語が躊躇なく話せるよう、フィリピン・セブ島の英語教師と1対1で話すオンライン授業もはじめました。オンライン英会話は好評で、現在100台のパソコンを準備していて、来年から全学年の授業で取り入れていく予定です」と軍司先生。
語学の上達はもちろんその国の文化や歴史も理解する
生徒たちは全員ホームステイをしながら現地の学校に通います。午前中は主にそれぞれの会話のレベルに合わせた授業に出席し、午後はさまざまなアクティビティに参加します。
「生徒たちは3つのクラスに分かれて午前中の授業を受けます。午後はホストファミリーの子供たちも参加して自然史博物館に行ったり、一緒にスポーツしたり、市内見学をするなど、午前中の授業が活かせるように内容を充実させています。休日はそれぞれのホストファミリーと一緒に思い思いに出かけたり、家で楽しく過ごしていたようです。旅行の締めくくりにオーランドにあるディズニーワールドに行ったのですが、出発から最後まで誰も体調を崩すことなく、元気に帰国できたのでよかったです。生徒たちにはこの経験を活かして歩んでいってほしいですね」。学校では来年度の新たな活動に向け、すでに準備がはじまっています。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
国府台女子学院中学部
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