中・高合同による先輩・後輩の身近な関係で 「文武両道」を実践するクラブ活動が6年間の“経験”という財産を届ける
「継続は力なり」が文武両道の基本
本郷中学校のクラブ活動は、本郷高校の先輩と一緒に活動するスタイルと、勉強と両立させる独自の「文武両道」の教育方針が基本です。文化部は1年から、運動部も3年の秋から中・高合同になり目標となる先輩と一緒に活動できます。同校のクラブ活動の特色について、野村竜太・入試広報部長にお訊きしました。
「学習以外で学校生活を充実させる象徴がクラブ活動です。1年生は全員参加で、当校全体でも参加率は約98%、高校で85%と高い加入率となっています。
本校の『文武両道』の基本には『継続は力なり』があります。これは、テスト前日に徹夜で勉強したり、公式戦の1週間前に筋トレを始めるのではなく、毎日、継続して頑張ることです。そこで、勉強とのメリハリをつけるため、活動日は月~土の内で3日以内、1回の活動時間は2時間以内に決められ、活動がない日はしっかりと勉強する習慣がついています。こうしてクラブ活動で培った自信は受験にも、両方がつながる効果もあります」。
先輩が身近にいる環境が成果に
本郷高校と一緒に行うクラブ活動は、先輩・後輩の独特の関係を生んでいます。
「厳しい上下関係はなく“いいお兄さん” がいる感覚かと思います。また後輩にとって先輩は「いつか追い越す」チャレンジ精神を生む存在ともなっています」。
そんな同校のクラブ活動が生む効果を、野村先生は次のように語ります。
「高校のラグビー部は、2年連続で花園(全国高等学校ラグビーフットボール大会)に行っていますが、スポーツ推薦なしでそれを可能にしたのは、本校の文武両道だからこそだと思います。また、運動部が盛んな印象がありますが、文化部も科学部や囲碁将棋部、社会部などが全国大会に出場していて、年間の表彰実績をまとめると、文化部の方が多いほどです」。
6年間の“経験”が財産になる
「高校まで6年間のクラブ活動の“経験”は、成功、失敗を問わず財産です。自分をプレゼンテーションする際も、自分だけの価値として差別化できます。一人でも高められる偏差値なども大切ですが、『人と人のつながりを大切に』思い、互いを高め合う素晴らしさを6年間を通じて感じてほしいと願っています。その中の重要な要素がクラブ活動です」。
6年間で得られる、かけがえのない“経験”が、自分だけが誇れるアピールポイントになります。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
本郷中学校
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