「模擬国連」のパイオニア校は、一人ひとりに合った授業で英語の力を養い、国際的に活躍するベースを育む
「少人数キャリア別授業」で全ての生徒が英語力をアップ
「国際社会で活躍できる、有為な人材の育成」を教育理念に掲げる公文国際学園。「国際理解教育」は、同校の大きな柱の一つです。
英語科のマイケル・シェラー先生(カナダ出身)にお話を伺いました。
「中学では毎日英語の授業があり、中1から英語の経験や習熟度ごとに3クラスに分けた『少人数キャリア別授業』を行っています。本校には帰国生もいれば、英語をほとんど学んだことがない生徒もいます。帰国生など高い英語力をもつ生徒には、その力をより伸ばせるように、一方、英語をほとんど学んだことがない生徒には英語を無理なく楽しく学べるよう、全ての生徒が満足できるクラス編成にしているのです」
英会話を担当するのは5名のネイティブの先生で、日本人の先生は文法や語彙を担当。帰国生や経験者が学ぶクラスは1クラス、初心者クラスは2・3クラスと呼んでいます。1クラスではスピーチやディベートやプレゼンをしたり、英語で論文を書いたりと高度で実践的な授業を展開。一方、2・3クラスでは音読を重視し、「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能をバランスよく育成し、基礎を徹底的に養います。
「英語はコミュニケーションの道具としてとても重要です。道具があれば、いろいろなことに挑戦でき、可能性も広がります」
模擬国連や校内模擬国連で国際感覚を身につける
世界の学生が各国の課題や問題について話し合う「模擬国連」。いまでは日本国内でも多くの学校が参加し、認知度も高いプログラムですが、同校では他校に先駆け、2002年度に日本の中高としては初めて参加。以来、毎年、中3から高2の生徒20名から25名が、オランダのハーグで行われている会議に参加しています。
「参加するには、さらに英語のトレーニングが必要です。また、担当する国の代表として参加しているのでその国や課題について調べ、解決策を考え、発表しなければなりません」
「模擬国連」は話題の「SDGs(エスディージーズ=持続可能な開発目標)」に通じるものがあります。
生徒たちは「英語に関わる仕事がしたい」「社会問題に関心がある」「海外で同世代の友達をつくりたい」という理由から参加するようです。
ただ、模擬国連に参加できる学年と人数は限られています。そこで生徒から「校内でも模擬国連をやりたい」という声があがりました。そして誕生したのが「校内模擬国連(MUNK・ムンク)」です。
「MUNKは企画・運営も生徒自身が行います。中1から参加可能で、テーマに沿って熱い議論を交わします。MUNKでは模擬国連の雰囲気を体験することができるので、模擬国連が未経験の生徒にとっても良い予行演習となります」
留学生の受け入れにも積極的な同校。生徒とともに寮生活を送る長期留学生もいて、生徒たちは生きた英語や異文化に触れ、英語学習の意欲を高めていきます。
また、毎年数名が海外大学へ進学。「本校には海外留学カウンセラーの資格を持つネイティブの先生がいて、海外の大学とのやりとりなど、きめ細かいサポートをしています」
外資系証券会社や世界規模で展開するIT企業など、グローバルに活躍する卒業生も多いとか。そのベースとなる教育が同校にはあります。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
公文国際学園中等部
[学校HP]https://kumon.ac.jp/k-gakuen/kokusai/
〒244-0004 神奈川県横浜市戸塚区小雀町777 Tel.045-853-8200
最寄駅/
JR京浜東北線など「大船駅」から直通バス〈8分〉あり。