私学探検隊

留学を超えた「リュウガク」で将来の道を豊かに「ジブン」のドラマを「デザイン」する新コース リベラルアーツ教育を行う「革新的女子教育校」!

従来の留学体験を超え、卒業・修了資格を得る「リュウガク」

「英語を話せるようになる、海外の異文化を体験する、を目的としていた留学は、個人単位でも容易にできる世の中になりました。そのような従来型の留学を超える『リュウガク』を本校では用意しています。今回、新型コロナウイルスの感染拡大によって、一時帰国を余儀なくされた生徒もいましたが、現地高校の授業を日本国内でもオンラインで受講し続けるなど、リュウガクを継続することができています」
神田女学園中学校高等学校の宗像 諭 校長先生はこう話されます。神田女学園の『リュウガク』とはどのようなものなのか。その先に開ける将来の展望とは?を取材しました。

リュウガク1

海外高校の卒業・修了資格を得るダブルディプロマプログラム

ネイティブの先生とバイリンガルの先生が教員の半数以上のため、英語を発する機会があたりまえの毎日。

ネイティブの先生とバイリンガルの先生が教員の半数以上のため、英語を発する機会があたりまえの毎日。

「ダブルディプロマプログラム(DDP)は、提携している海外の高校で2年間学ぶことで、現地高校の卒業・修了資格と、本校の卒業資格の両方を得られるプログラムです。海外高校の卒業資格は、海外大学への進学にも活かされますし、国内大学を帰国生として受験することも可能になり、生徒の卒業後の進路選択の幅を広げます。今や、英語を話す機会は、国内にいてもオンラインで海外の講師とつながるなど環境が整備されてきています。せっかく留学するならば、現地の多様な価値観を持つ人たちのなかで生活し、しっかり学んで卒業資格まで取る。これが本校の『リュウガク』です」(宗像先生)
2020年度より本格開始する神田女学園のDDPは、アイルランドのロックウェルカレッジ(私立共学校)、ニュージーランドの姉妹校オークランドガールズグラマースクール(女子校)の2か国から選択が可能。さらにはカナダのインターナショナルスクールや、オーストラリアのIBスクールとも提携の話が進んでいるそうです。
「アイルランドは、EU各国の留学生が集まる場所なので、まさに多様な価値観の中で日々を過ごせます。ニュージーランドの姉妹校は本校と同じ女子校ですから、安心の環境でより英語力に磨きをかけたい生徒に向いています。リュウガク希望の生徒の性格や目的に合わせた提携先を用意しているのも本校DDPの特徴です」(宗像先生)

リュウガク2

英語圏の壁を超え、国が選べる語学研修や中・長期留学

DDPの他にも、2週間の語学研修や3か月ターム留学、6か月以上の中・長期留学の制度も充実している神田女学園。このリュウガクの特徴は、行き先の国を英語圏以外からも選べる点にあります。
「本校では中3より第二外国語として中国語・韓国語・フランス語が選択履修できます。したがって語学研修や中・長期留学では、英語圏以外のアジア圏へ行くことも可能です。いずれも、現地の学校で現地の生徒と一緒のプログラムに参加し、プログラム終了の認定証を得られる内容になっています」(宗像先生)

英語学習初心者もリュウガクに向け伸びるサポート体制

語学力を磨き、異文化交流ができることはもちろん、資格も取得できる神田女学園のリュウガクですが、校内での選考基準はほとんどないと宗像先生は話されます。
「本校には、英語を頑張りたい、語学力を伸ばして海外に行ってみたいという生徒が多く集まっていますが、必ずしも英語の学習を小学生時代に始めている生徒ばかりではありません。ゼロからのスタートでも、高1でリュウガクに行くために英検2級に到達することを目標に、中学3年間で英語力を育てるプログラムがあります。
例えば本校にはネイティブ教員が12名おり、さらに教員の半数以上がバイリンガルのため、教員同士が英語でフランクに話す姿も、生徒にとっては刺激となっていることでしょう。英語の授業は3段階の習熟度別で実施していますし、ネイティブが常駐するK-SALCルームでの個別指導やオンライン英会話も導入しています。また、美術や理科の授業の一部を英語で学ぶイマージョン授業もスタートしました。これまでの学習の集大成として中3時にニュージーランドへ3週間の語学研修へ行きます。
またリュウガクという明確な目標があることで、生徒たちは英語を学ぶ意味を見いだしながら学習を進めています。この主体的な姿勢を大切にしていますので、たとえ留学の目安となる英検2級に届いていなくても、本人のモチベーションがあれば、リュウガクに行ってきなさいと背中を押しています。実際、中3生の8割以上が英検準2級以上に到達しています」

将来の職業観に直結する

高校の新コース編成

中学3年間でリュウガクに向けて準備し、生徒それぞれの希望する形でリュウガクに挑戦した後の進路についてはどのような道が開けるのでしょうか。2021年度より高校のコースを再編し、生徒自身が自分の得意を意識した選択ができるようになるそうです。
「中学から接続する『国際教養コース』は、『DDPクラス』と『ロングステイプログラムクラス』に分かれます。リュウガクの種類でクラス分けすることで、同じ志をもつ友人とともにリュウガクに向かうことが狙いです。本校には現在、40校以上の海外大学に優先入学ができる『海外大学協定校』があります。各校の基準はありますが、リュウガクを経た後の学びを継続する出口保証には十分なり得ると考えています。
また、高校から設置する『高度教養コース』には、マルチリンガルを目指し、語学を活かして外資系企業やCAなどの職につくことを想定した『ランゲージアーツクラス』と、高度医療社会において、女性だからこそ、次世代に求められる能力であり、ますます重視される医薬看・高度医療技術の道を本気で目指す『メディカルテクノロジークラス』を設けます。このコースでは、医療教養や医療人たるキャリア形成を想定し、医療系大学との高大接続・教育提携を進め、より高度な学びを提供します。もちろん理系こそ英語の力が求められますので「リュウガク」にむけた学びが国際医療も見すえた基礎学力につながります。そして、自己実現の分野をじっくりと考えたい生徒には、『総合教養コース』を設置します。このコースでは難関大を目指して文系理系選択ができます。
中学では国際教養コースで3年間学んでいただき、しっかりとした英語力と圧倒的基礎学力をつけて、進路の希望に応じてコースを選択することになります。」(宗像先生)

グローバル教育に取り組む私学はとても多くありますが、このように従来の留学体験を超えたリュウガクの制度を多様に設けている学校は、なかなか見当たらないのではないでしょうか。新型コロナウイルス対策で休校中の間も、生徒1人1台のクロームブックを活用し、オンライン授業やオンライン面談を行うなど、生徒一人ひとりの学びに寄り添う神田女学園。ぜひ一度、学校情報を収集してもらいたいと思います。

ダブルディプロマプログラムの特徴

アイルランド DDP ニュージーランド DDP カナダ DDP
◆ 155年の伝統校で、本当のリベラルアーツ教育とグローバルスタンダードを学ぶ 
◆ 母語が異なる留学生とエイゴを介して相互理解をする 
◆ 現地校卒業資格・Leaving Certificate取得を目指す
◆ 本校姉妹校にリュウガクし、安心・安全な環境の中で、本格的な英語のアウトプットを行う
◆ エイゴでのコミュニケーションを重視し、多様な価値観を学ぶ 
◆ 現地校修了資格・NCEA Lv3取得を目指す
◆ 大学進学率100%のインターナショナル校で、ハイレベルな理系科目も学ぶことができる
◆ 英語の活用を重視し、エイゴで学び理解できるレベルに到達する学び
◆ OSSD認定・Literacy testクリアを目指す

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

神田女学園中学校
[学校HP]https://www.kandajogakuen.ed.jp/
〒101-0064 東京都千代田区猿楽町2-3-6 Tel.03-6383-3751
最寄駅/
JR・都営三田線「水道橋駅」、メトロ半蔵門線・都営新宿線 三田線「神保町駅」徒歩5分。
JR・メトロ丸ノ内線「御茶ノ水駅」徒歩10分。メトロ「新御茶ノ水駅」「九段下駅」「後楽園駅」徒歩12分。

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