次世代のリーダーを育成する全寮制中高一貫男子校
コロナ禍でも6年生は授業を実施
愛知県蒲郡(がまごおり)市に位置し、穏やかな三河湾が眼前に広がる海陽中等教育学校(以下、海陽学園)は、いわゆる「寮のある学校」ですが、他の寮のある学校と大きく違うのは、通学生ゼロの「完全全寮制」であるという点です。生徒全員が寮(ハウスと呼ぶ)で生活しているため、交通ダイヤに左右されることなく、学習や行事にたっぷりと時間を割くことができます。また、外部との接触をコントロールできるので、このコロナ禍でも6年生(高3生)は4月から通常通りの授業を行うことができました。ちなみに、他の学年は自宅待機となり、課題やオンライン学習をすることで遅れが出ないようにしました。
生徒に寄り添い成長を後押しするハウスマスター
10棟あるハウスには約60名の生徒が生活しています。仲間との交流や生徒主体で行う多様なハウスイベントを通して協調性やリーダーシップを学んだり、共同生活におけるルールやマナーを守ることで自らの人間性を高めています。そんな生徒の成長をさらに後押しする存在が、各棟に一人ずついるハウスマスター(以下、HM)です。HMはハウスのお父さん的存在で、いろいろな経歴をもつ人たちの集まりです。中には他校での校長職やグローバル企業などの経験をもつ人もいます。HMは日ごろから生徒に寄り添い、教員や保護者と情報共有しながら、その成長を見守ります。時にはあえて責任ある立場を任せ、大きく飛躍するチャンスを演出することもあります。教室では得られない成長のチャンスがハウスにはあります。
多様なバックグラウンドをもつ生徒が個性を発揮
海陽学園には日本全国から生徒が集まります。また、海外生活を経て入学する生徒も少なくありません。育ってきた環境や文化、考え方の違いを乗り越えて、互いの価値観を尊重しながら、協調して物事に取り組む力を身につけることができるのも、海陽学園ならではでしょう。それぞれの個性を生かしつつ、最大限の効果が得られる組み合わせを見つけるのも、海陽生が得意とするところです。その成果は、中学生の出場する「科学の甲子園ジュニア」における全国大会2連覇や、高校生が出場する「科学の甲子園」の愛知県大会2連覇に表れています。実は、コロナの影響で2020年度の「科学の甲子園全国大会」は中止となりました。昨年度全国優勝した本校にとっては、全国大会中高アベック2連覇の大記録がかかっていましたが、残念ながらそれは達成できず、来年に持ち越しとなりました。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
海陽中等教育学校
[学校HP]https://www.kaiyo.ac.jp/
〒443-8588 愛知県蒲郡市海陽町3-12-1 Tel.0533-58-2406
最寄駅/
JR東海道本線「三河大塚駅」から徒歩約20分