私学探検隊

ICT環境を整備してオンライン授業にも対応

コロナ禍による自宅学習期間、授業動画380本の映像配信とオンライン授業を行うことで、生徒の皆さんの学びの機会を確保しました。

コロナ禍による自宅学習期間、授業動画380本の映像配信とオンライン授業を行うことで、生徒の皆さんの学びの機会を確保しました。

2020年春、片山学園高等学校を卒業生は104名。そのうち東京大学理科二類に1名、京都大学総合人間学部に1名、富山大学医学部医学科に3名、東北大学医学部医学科に2名が現役で合格。国公立大学合格者は既卒を含め44名で、医学部医学科合格者は国公立と私立を合わせて14名を数えます。片山学園は今年も、大学進学実績で結果を残すことができました。
4年前の2016年から新たな取り組みとしてスタートしたのが、今後の教育改革において重要視される、全教科でのアクティブラーニングの導入です。例えば、中1・2の「基礎学力充実期」では、知識定着のための反復学習が基本になりますが、その過程で興味や疑問を抱いた内容について生徒自身が自主的に調べて学べるよう、誘導します。そして、自ら調べた成果は、中3時の「ポスターセッション」で大勢の前で発表し、広く意見を求めます。そうやって自ら見つけた課題を多くの人たちと共有し、協働して解決していく力こそが重要だと考えています。
また、中1からSDGs(持続可能な開発目標)の活動に取り組み、3人~4人のグループが17の目標、169ターゲットから一つ選び、3年計画で「目標設定→計画→実行→検証」のサイクルを設定し、自分たちができることを明確にして活動に取り組んでいます。
昨年度は、16のテーマから「安全な水とトイレを世界中に」を選び、「井戸を掘ってきれいな水を供給するプロセス」を実践的な活動も盛り込んだ取り組みを行ってきました。
また、アクティブラーニングを推進する上で欠かせないものが、生徒たちのICT環境を整備すること。自ら問題を調べ、情報を仲間と共有しながらディベートやプレゼンテーションを行っていくには、生徒一人ひとりがPCやタブレット端末を持つ必要があります。また、同時に校内無線LANなどの通信ネットワークを確保しなければなりません。そのための第1歩として、今年度から中1生と高1生の全員にiPad Proを配布しています。そして9月より通信環境を無線LANから「5G」に切り替え、データ容量増、高速化、安定化をはかり、外国の学校と双方向の授業を実施する予定です。

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

片山学園中学校
[学校HP]https://www.katayamagakuen.jp/
〒930-1262 富山県富山市東黒牧10 Tel.076-483-3300
最寄駅/
JR北陸本線・高山本線「富山駅」から地鉄バス(約30分)、富山地方鉄道上滝線「上滝駅」から大山コミュニティバス(約9分)「片山学園前」すぐ。
<スクールバス>県内各地から12系統を運行。

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