農工大・都立大合格!立正生を支えるキャリアデザイン
付属校ながらも、他大学への進学割合が約80%という立正大学付属立正中学校。2020年度卒業生も、農工大・都立大を含む国公立大と、慶応・上智・理科大やGMARCHに計55名が合格しています。進路意識と意欲を育む6年間のキャリアデザイン教育について、取材しました。
中高の学習と仕事とのつながりを知ることで、勉強へのモチベーションを生徒の内側から高める
「本校のキャリアデザイン教育は、中1から始まります。『先の世界を知って、今やるべきことを考える』という流れを基本とし、中学では社会や仕事について知ること、高校では将来の希望を実現するための大学選び、入試対策がテーマになっています」
こう話されるのは、高校教頭で進路指導部長の平林重郎先生です。中1から社会を意識させるのは、「生徒たちに“勉強する意味”を早く実感して欲しいから」と平林先生は言います。
「まだ幼い中学生にとっては、勉強=強制されるものという意識が少なくありません。そういう生徒たちに、勉強をする意味を感じてもらうことがキャリア教育の第一歩と考えています。例えば、中1の『職業講話』では、社会人になった卒業生に、現在の仕事と中高時代の反省点について話してもらいます。働く人の姿に触れると同時に、『この教科の勉強が役立っている』『こういう分野の学習をしておくべきだった』という先輩の経験談を聞くうちに、生徒たちは中高の勉強が将来の仕事・社会にリンクしていることに気づきます。こうして勉強することの意味を理解できると、授業や課題に対する姿勢も自然と変わってくるのです」
仕事のリアルをリサーチし、成果をリポート
「本校には、社会で求められる3つの力(Research、Read、Report)を養う『R-プログラム』があり、キャリア教育は「リサーチ」の育成を担っています。例えば、中2・中3で行う『職場体験』では、多様な職種から1つを選び、班で訪問・体験します。普段、お客さんとして見ていた仕事の実体がどのようになっているのかを検証するリサーチ活動です。実際の仕事場で様々な知識や経験が活かされていることを実感できる機会になっています。体験後は、新聞社の方に紙面作りのレクチャーをしていただいて、職業新聞の制作やプレゼンテーションなどのリポート活動へもつなげています」
学びたいこと重視の進路選択が当たり前に
「中学でのキャリア教育を経て、学びたいことや希望する職業につながる大学・学部を、信念を持って志望する生徒が年々増加しています。6年間の体験から生徒自身が導き出した進路希望を実現すべく、我々教員も一人ひとりに対してきめ細やかに、指導・サポートしています」
先の世界を実感させてから今やるべき行動を考えさせる立正のキャリア教育。大多数の生徒が他大学へ挑戦している背景を知ることができました。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
立正大学付属立正中学校
[学校HP]https://www.rissho-hs.ac.jp/
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最寄駅/
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