好奇心を引き出し存分に発揮させる「ラボラトリー」
今年で開校3年目を迎えたドルトン東京学園中等部・高等部は、世界中で採用され高い評価を得ている“ドルトンプラン”を実践する日本唯一の共学・中高一貫校です。「自由と協働」の理念の基、生徒が自由に探究・研究できる環境を整えています。
教科に捉われずさまざまなテーマから生徒の世界を広げる
同校では知的好奇心を喚起し、とことん追求できる「ラボラトリー」を展開。中等部のラボラトリーは、教科横断的なアカデミックスキルを培うとともに道徳的な役割を担う「基礎ラボ」、探究・研究の継続的な実践を行う「探究ラボ」のふたつに大きく分けられます。さらに探究ラボでは、さまざまなテーマで生徒の興味関心を高め、多面的な視点を得ながら学びの世界を広げる「テーマラボ」を設けています。
テーマラボでは、高い専門性をもつ同校の先生だけでなく、外部の専門家の方が講師を務めることもあり、昨年には株式会社ガイアックスとのコラボレーションで、希望者制の「起業ゼミ」を始動させました。
失敗を恐れず果敢に挑戦
実践ベースのゼミで得た大きな成功体験
ビジネスを立ち上げるノウハウを学ぶ中で、課題の発見や解決力の育成を目的にした起業ゼミは、実際に起業した方による講演、ロジカルシンキングに基づいたアイデア出し、フレームワークを用いた企画の検証などを経て、実社会でも通じる精度の高い企画書を仕上げました。ゼミの内容はビジネススクールさながらですが、中学生でも理解できるよう言葉を選んだ説明のおかげで、生徒たちはアイデアをビジネスに落とし込む方法、経営の仕組みなどを体得しながら進行。
今年の3月にガイアックス本社で行われたピッチ大会では、同社で新規事業創出を手掛ける大人たちを相手に、堂々とプレゼンテーションを行い、みごと事業への投資を獲得しました。
生徒の挑戦を支援するSTEAM校舎が来年誕生
1期生が高校生となる来年には、ラーニングコモンズを中心に、クラフト、サイエンスと目的別にフロア分けされたZEB・STEAM校舎も竣工予定。より深化し、実践的となる高等部のラボラトリーや、開校時より注力してきたSTEAM教育の充実など、生徒の探究活動をさらに支えていきます。
生徒が主体的に学び、探究する“学習者中心の学び”の実現に向け、枠にとらわれない教育に取り組む同校。今後は学校が設定したテーマだけでなく、学習や生活の中で見つけた自分だけのテーマに向かい、熱心に探究・研究する生徒たちの姿が見られることでしょう。
“Active Learner(自律的な学習者)”に向けさらに前進!
指針を示しつつ生徒の自律的な学習を促す「アサインメント」により学びを進める同校。この度、中等部の理科は、学年や分野の垣根なく生徒自身が学びを設計し、進めることができるカリキュラムになりました。授業では、実験をしたり、レポートを書いたりと、生徒それぞれが自分のやるべき学習を実行。先生はその内容を把握した上で、生徒の学びを尊重しつつ指導や支援を行っています。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
ドルトン東京学園中等部
[学校HP]https://www.daltontokyo.ed.jp
〒182-0004 東京都調布市入間町2-28-20 Tel.03-5787-7945
最寄駅/
小田急小田原線「成城学園前駅」・京王線「つつじヶ丘駅」からバス「NTT中央研修センタ」徒歩1分。スクールバス:「成城学園駅」、京王線「仙川駅」、東急線「二子玉川駅」からあり。