コロナ禍での校内模擬国連(MUNK)、 例年とは異なる開催に、実行委員の生徒さんにインタビュー
模擬国連や校内模擬国連で国際感覚を身につける
いまや模擬国連に参加する学校も多くなりましたが、2002年に初参加した公文国際学園は国内でもパイオニア的存在。毎年オランダのハーグで行われる会議に、中3から高2の生徒が25名ほど参加します。
一方、「校内模擬国連」(MUNK=ムンク)は、その名のとおり校内で行われる模擬国連のことです。MUNKは中1から参加可能。また、人数に制限がないため、将来、模擬国連に挑戦したいと願う生徒にとっては予行にもなります。
MUNKは例年だとホールに参加者が一同に介して行われるのですが、コロナ禍の昨年度は初めてオンラインで実施となりました。議長などで実行委員を務めた3名の高校生に「コロナ禍でのMUNK」と、生徒目線での同校の国際理解教育について話を伺いました。
オンラインでの初めてのMUNK
高3の津吹有哉さんは、「僕は英語の議長を務めました。リーダー志向の僕には、希望すればリーダーとして活躍する場が多い、公文国際学園はぴったりな環境でした。MUNKも中学生の頃から議長をやってみたいと考えていました」と言います。
実行委員長の山田諒太さんは高2。「僕は入学前から模擬国連やMUNKに興味があり、中3のときにはセクションリーダーを務めたこともあります。今回はオンラインでの初めてのMUNKでしたが、参加者全員が同じ空間を共有していたので、意見は言いやすかったと思います。ただ、ネットトラブルもありました。そんなときリーダーである私たちが動揺している姿を見せないよう対処しなければなりませんでした。こういったことを心がけなければならないのもオンラインならではでしたね」(山田さん)
MUNK Internationalの議長を務めた高3の塩崎仁さんは、オンライン上であっても「議論を盛り上げたい」「スムーズに進行したい」ということを心がけたと言います。
さて、コロナ禍でのMUNKのテーマですが、「初めて参加する生徒もいるので身近なテーマがいいということでSDGsにも関連した『飢餓問題』にしました」(山田さん)
みなさんの将来の希望について聞いてみました。津吹さんは国際学部系を志望しているとかで「MUNKで学んだことをふまえて、世界についてより深く学びたい」と言います。また、山田さんは「SDGsは資本主義に深く結びついているんだなと思いました。資本主義について学びたいです」。東工大の理工学部に進み、NASAの技術者か宇宙飛行士が夢という塩崎さんは、高1から高2にかけて約10か月間のアメリカ留学を経験。大統領選の話題で盛り上がる同級生たちを間近で見て、政治にも興味をもったと言います。
そんな3人が口を揃えて言うのは、同校の英語教育や国際理解教育の充実ぶり。「留学生は多いし、授業で学んだ実用的な英語を使う機会がたくさんあります」
同校の教育理念は「国際社会で活躍できる、有為な人材の育成」。3人はこの理念を具現化しているようでした。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
公文国際学園中等部
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