共学1期生が高3になり、学びの集大成へ。中高大連携行事や総合学習もさらに充実!
付属校ならではの学びや中高大連携行事が充実
法政大学第二中学校は2016年4月にそれまでの男子校から共学となり、今年で6年目。中1から入学した共学1期生は高3となりました。同校の現在の取り組みについて、今年から学校長に就任した五十嵐聡先生にお話を伺いました。
五十嵐先生は男子校時代から長く同校に携わってきましたが、共学化後は女子生徒が活躍する機会も多いと話します。「共学化後の中学の初代生徒会長は女子でした。その生徒が今年2月にオンラインで行われた英語プレゼンテーション大会で優秀賞を獲得しました」英語プレゼンテーション大会では、最優秀賞と優秀賞を同校の高3(現大1)、高2(現高3)の女子生徒がそれぞれ受賞しました。このコンテストは高大連携行事のひとつとして、各付属校から選出された生徒たちが与えられたテーマを英語でプレゼンテーションします。2020年度のテーマは「社会の様々な課題を『なんとか解決したい』とあれこれ考える―私にとっての実践知―」でした。
このほかにも同校は夏休み期間などを利用して法政大学が主催する中高大連携行事に参加しています。例えば、「イングリッシュ・キャンプ」は2泊3日で行われ、留学生も参加するので、生きた英語を学ぶ機会となっています。また、「ワンデーサイエンスカレッジ」は理系学部のある小金井キャンパスで開催され、理科実験などにチャレンジします。「多摩キャンパス体験学習」はゼミ学習などを行い、大学での学びを体験することができます。「これらの取り組みにより、専門的な知識に出会うことができるので、進路選択の手助けとなっています。コロナ禍においても生徒の学びの機会が失われないよう、今年度も十分な感染防止対策を講じた上でイベント実施に取り組んでいきたいと考えています」と五十嵐先生は話します。
中3の総合学習で研修旅行先の広島を知る
同校では、従来から行ってきた中学生の総合学習の見直しを実施。「中1では図書館や情報教室にある情報機器の使い方を学び、調べ学習から発表までを行うための基礎固めをします。また、中3では研究発表としてプレゼン大会を行いますが、テーマをそれまでの選択制から研修旅行先の広島に一本化しました。週1時間、2クラス同時展開で授業を行いますが、そこに5人の教員が入り、手厚く指導を行います」(五十嵐先生)
同校では新型コロナウイルス感染拡大後の休校期間を機にオンラインの活用も増えました。例えば、生徒たちが各教科の先生に学習に関する質問をしたり、その日の体温を測って提出したりといったことをオンラインで行い、効率化をはかっています。「登校時刻を遅くしたり、昼食時は黙食(会話をせずに食事をすること)を徹底するなど、感染対策に力を入れているためか、校内の感染者が拡大することなく現在に至っています」と五十嵐先生。生徒たちは同校の環境を生かし、コロナ禍でも学びを止めずに歩み続けているようです。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
法政大学第二中学校
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