私学探検隊

7年目を迎えた英語漬けの3日間プログラム異文化理解もライフスキルも学び、国際人へ

コロナ禍で海外に渡航できない中でも、女子聖学院では2015年から毎年続いている「Global 3day Program」が今年も開催され、校内でも英語漬けの異文化体験が可能です。中1から高2までそれぞれ学年ごとに2~3日間通学しながら行う独自のプログラム。学年ごとにテーマや取り組みは異なりますが、外国人講師1人につき生徒10人以下で1グループ構成なので、コミュニケーションの機会も豊富です。
ただ英語を話す力を養うだけでなく、異文化を理解し、世界の中の日本を知り、自ら発信できる力を養います。また、外国人講師から日本に来た理由や興味、関心、学びや仕事などについて聞くなど、世界から日本を見る機会にもなります。さらに自分のスキルやキャリア、コミュニケーションの方法など、学年に合わせたテーマついて考えたり議論を交わしたりすることで、生徒一人一人のライフスキルも身についていくのです。

中一からの5年間で学びの姿勢が積極的に

プログラムの立ち上げに携わった国際教育委員長である英語科の滝澤佳代子先生は、生徒たちの成長を見守ってきました。
「生徒たちに繰り返し伝えるのは、楽しんで欲しいということです。間違えてもいい。前向きに、協力的に取り組んで、自分らしさを発揮して欲しいと何度も話します。中1、中2はまだ緊張感はありますが、高校生になると楽しみにしていて最初からやる気で望んでくれますね。毎年繰り返すことで生徒たちも前年の反省や学びを生かそうと自分から動きます」
プログラム後半になると、その時々に合わせたテーマについて一人ずつプレゼンテーションを行います。
「人前で話すのは、最初はみんな緊張しますが、毎年繰り返すので高校2年生になると、聞き手を巻き込み、惹きつけるスピーチをする生徒もいます。最終的に選ばれた代表者たちがホールでスピーチをしますが、応援する生徒たちもエールをおくり、熱を帯びます」と、滝澤先生。
各グループの代表者は一人一人のスピーチを聞いた外国人講師たちによって選ばれるので、時には普段の学校生活では人前で話すのが苦手な子が選出されることもあります。しかし、いつもと異なる環境のこのプログラムだからこそ勇気を出して挑み、生徒たちが大きく成長する機会にもなっているのです。

互いの違いを認め合い賞賛しあえる女子聖の良さ

「こうして新しいことに挑戦したり、互いの違いを超えて称賛したりしあえるのは、女子聖の生徒たちの良さですね。出る杭を打たず、互いに認め、支え合う雰囲気が普段からあります。そんな校風だからこそ実りの大きいプログラムになっていると思います。ここで培った経験が、大学や社会人になってから生きるという生徒も多いですよ」と広報の佐々木恵先生。
女子聖には、ターム留学や年間留学、海外大学指定校推薦入学制度などもあるのでコロナが落ち着いたらまた外へとフィールドを広げていく生徒たちも増えるでしょう。一方、理系や他の分野に進んだ卒業生たちもこのプログラムでの実りが大きいと実感するそうです。「一人ひとりが神からかけがえのない賜物を与えられている」という確信に基づく教育を行う女子聖の良さが現れた3日間のプログラム。生徒たちは自分の中に光る“賜物”を見つけ、前進していきます。

Global 3day Program

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一人ずつスピーチに挑戦!

少人数なので話すチャンスもたくさん

ファイナルでは代表者がホールでスピーチ!

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

女子聖学院中学校
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