来年度からの2コース制で、さらに探究を広げ深める
不易流行の精神で教育の2本柱を実現
ドラマの題材になるなど、改めて注目されている渋沢栄一は、日本資本主義の父といわれる実業家。その渋沢が第3代舎長を務めた二松学舎は、夏目漱石、犬養毅、平塚雷鳥など多くの著名な舎友を輩出してきた歴史ある学校です。
2011年に一貫校として設置された二松学舎大学附属柏中学校では、“人間力の向上”“学力の向上”を教育の2本柱とし、伝統である「論語教育」に加え「探究教育」を展開。これらの教育は大きく結実し、1期生の東京大学合格を筆頭に、以降も国公立大学、難関私立大学への合格を手にする生徒が増えています。この実績を踏まえ、来年度から「グローバル探究コース」「総合探究コース」の2コース制を実施します。
探究を軸とした学びの中で 思考力と多様な視点を築く
「2コース制の導入は、今までの教育を進化そして深化させるための改革です。本校の建学の精神のひとつに『己を修め人を治め一世に有用なる人物を養成す』とあります。これは、自分と他者、自国と他国を理解し、自ら考え行動できる能力を備え、社会のために貢献する人物を育むという意味で、探究力を培うことはこの精神の実現につながっています」と、副校長の島田達彦先生。さらに島田先生は来年度からのコース制について、2つの背景があるといいます。一つ目は、開設時から精力的に行ってきた探究活動にしっかり焦点を当て、取り組んでいくこと。二つ目は、社会で求められる力の変化に伴い、豊かな知識と学力の三要素を育成し、生徒一人ひとりの学びや人生の軸となるものを、中高の6年間で培って欲しいという思いです。
それぞれの名称に“探究”とあるように、両コースともに課題発見力と課題解決力の育成を重視。そのため中学では、思考の土台となる基礎知識に加え表現力を磨きます。グローバル探究コースでは、高度な学習内容、国内外への研修などで生徒の視野を広げるとともに、関連する知識を身につけていきます。総合探究コースは、生徒の理解度を的確にフォローし確かな学力を築いていくほか、達成感や満足感の得られる学びの中で、生徒の意欲を高めていきます。
体系化された教育で学びの歴史の第一歩を
同校の教育の根幹を成す「論語教育」と「探究教育」。探究教育は継続的な学びで強固な基礎力をつける「学習支援プログラム」。きめ細かな対応で生徒の希望進路をサポートする「進路指導プログラム」。多様な体験から学びの楽しさに触れる「自問自答プログラム」に分けられます。特に自問自答プログラムは、主体性と新たな視点を育む絶好の機会となっており、中学3年時には8000字もの卒業論文を作成します。
「卒業生の中には、論文をさらに深め難関大学への合格を勝ち取った生徒。思考力、判断力、表現力など、自問自答で培った力で合格を手にした生徒もいます。来年度からは一層、探究の力を多くの生徒に波及させていきたいです」と、中学校学年主任の玄間昭久先生。島田先生も「時代に囚われない論語と、柔軟に変化する探究。この不易流行の教育で、学びの歴史“学歴”の第一歩を踏み出して欲しいと考えています」と話します。
ぜひ説明会や学校HPで、同校のこれからの学びを実感してください。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
二松学舎大学附属柏中学校
[学校HP]https://nishogakusha-kashiwa.ed.jp/
〒277-0902 千葉県柏市大井2590 Tel.04-7191-3180
最寄駅/
JR常磐線など・東武アーバンパークライン「柏駅」から東武バス「大井」徒歩15分。スクールバス:「柏駅」、東武線「新柏駅」、JR常磐線 成田線など「我孫子駅」から15分、「北総ルート」50分ほか。