「好きこそ物の上手なれ」生徒一人ひとりの“好き”を伸ばし、のびやかな自立した女性に
充実したICT環境で能動的な学びが実現
昨年創立80周年を迎えた北鎌倉女子学園では、伝統を大切にしながらも、これからの時代に合った新しい学びを取り入れることも重要だと考え、現中2生の入学時から新たに「先進コース」を設けました。先進コースでは、今の時代に必要とされる「コミュニケーション」「コラボレーション」「クリティカルシンキング」「クリエイティビティ」の4つの力を伸ばす教育を行っています。
同校では17年に全館Wi-Fiを整備し、全教員がiPadを持ち、Apple Teacherの資格を取得するなど、ICT環境を充実させてきました。現在は生徒一人一台iPadを持ち、すべての教科で活用しています。さらに、先進コースでは、週2時間の「先進英語」、週2~3時間の「先進的な学びの時間」を設けています。「先進英語」では、オリジナルの教材を使って、ビートルズなどの洋楽を用いてリスニングをしたり、アプリを使ってクイズをしたりしながら英語に親しんでいきます。「先進的な学びの時間」では、プログラミングを学び、校内でドローンを飛ばしたりもします。このようにタブレットを活用しながら、自ら調べ、考え、発言するという授業が日常的に行われています。タブレットを使うようになってからは、授業の効率化だけでなく、生徒が能動的に授業に参加するようになったそうです。また、「北鎌Learning Site」という同校のサイトにアクセスすると、各授業の進捗状況や宿題の内容などが“見える化”されていて、自分が次に何をしたらいいのか考え、行動できるようにしています。
自立の一歩は自分のことは自分で決める
同校では来年度から週6日あった授業を週5日とします。土曜日に自由な時間を設けることで、自分で自分の予定を組み立てられる人になって欲しいという思いがあるからです。自立した女性になるには、自分のことは自分で決めていかなければなりません。また、自分の人生を生きるには、“好き”を伸ばすことが大事だと考えています。同校には音楽コースがあります。音楽専門のコースというと、プロを目指す人が集まると思われがちですが、そうとは限りません。「好きこそ物の上手なれ」という言葉があるように、生徒一人ひとりの“好き”を応援するためにあるのです。音楽コースだけでなく、同校では生徒一人ひとりのやりたいことを伸ばしていきたいと考えています。
一方通行型の授業からICTを活用した能動型の授業に変わったことで、資料を作るのが好きな子、発表が上手な子など、生徒が得意分野をより発揮しやすい環境になりました。近ごろは、ボランティア活動に参加するなど、外に向かって積極的に活動する子も増えています。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
北鎌倉女子学園中学校
[学校HP]https://www.kitakama.ac.jp/
〒247-0062 神奈川県鎌倉市山ノ内913 Tel.0467-22-6900
最寄駅/
JR湘南新宿ライン 横須賀線「北鎌倉駅」徒歩7分。