ICT環境を整備して外国の生徒たちと交流
中1時からオンラインで外国の先生のレッスンを受けます。
２００５年に開校しました片山学園中学校は、２０２１年３月までに片山学園高等学校から１，０７８名が巣立っていきました。これまでに東京大学２６名（うち理Ⅲ４名）、京都大学９名（うち医学部２名）、国公立大学４９４名（うち医学部医学科84名）、私立大学２，５８０名合格という結果を生徒たちは残してきました。また今年はトロント大学、香港大学にも合格し、初めて海外の大学に進学する卒業生が出ました。
５年前の２０１６年から新たな取り組みとしてスタートしたのが、今後の教育改革において重要視される、全教科でのアクティブラーニングの導入です。例えば、中１・２の「基礎学力充実期」では、知識定着のための反復学習が基本になりますが、その過程で興味や疑問を抱いた内容について生徒自身が自主的に調べて学べるよう、誘導します。そして、自ら調べた成果は、中３時の「ポスターセッション」で大勢の前で発表し、広く意見を求めます。そうやって自ら見つけた課題を多くの人たちと共有し、協働して解決していく力こそが重要だと考えています。
また、中１からＳＤＧｓ（持続可能な開発目標）の活動に取り組み、３人～４人のグループが17の目標、１６９ターゲットから一つ選び、３年計画で「目標設定→計画→実行→検証」のサイクルを設定し、自分たちができることを明確にして活動に取り組んでいます。
ＳＤＧｓ探究アワードに参加し、現在ポスターセッション、動画作成の準備に各グループが取り組んでいます。
また、アクティブラーニングを推進する上で欠かせないものが、生徒たちのＩＣＴ環境を整備すること。自ら問題を調べ、情報を仲間と共有しながらディベートやプレゼンテーションを行っていくには、生徒一人ひとりがＰＣやタブレット端末を持つ必要があります。また、同時に校内無線ＬＡＮなどの通信ネットワークを確保しなければなりません。新入生全員にｉＰａｄ Ｐｒｏを配布しています。また、英語力向上のため中１から積極的に外国の生徒たちとの交流を図っています。オンラインでオーストラリアの生徒と話をしたり、外国の先生のレッスンを受けたりしています。今後もさまざまな地域の生徒たちと交流し、英語学習だけでなく異文化理解を行っています。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
片山学園中学校
［学校HP］https://www.katayamagakuen.jp/
〒930-1262 富山県富山市東黒牧10 Tel.076-483-3300
最寄駅／
JR北陸本線・高山本線「富山駅」から地鉄バス（約30分）、富山地方鉄道上滝線「上滝駅」から大山コミュニティバス（約９分）「片山学園前」すぐ。
＜スクールバス＞県内各地から12系統を運行。