医学部進学志望者のためのガイダンスを実施。卒業生である現役医大生と現役医師による受験体験談も
3部構成のガイダンスでモチベーションアップ
7月28日(水)、新型コロナウイルス感染拡大防止対策を施し、大講堂で医学部志望者のための「医学部医学科進学ガイダンス」が実施されました。医学部志望の小中高生合同では初の試みで、医学部志望の生徒のほか保護者の姿も見られました。
ガイダンスは3部構成。第1部では河合塾の渡邉郁夫先生による医学科入試の状況やポイントなどの講演。全国の医学科一覧や国公立大、私立大別の志願者や入試倍率、学費など詳細なデータをもとに最新情報を紹介してくださいました。また「努力の継続が重要」というアドバイスも。
第2部は卒業生による受験・職業体験談です。国立の医学部医学科に通う現役医大生の内山佳子さんと山崎公子さんはZOOMで参加し、スライドを使って受験勉強や大学生活について紹介。さらに「最後まで諦めないでほしい」とエール。また、都内で勤務医として働く横山智穂さんは後輩たちの前で医師の仕事について話してくださいました。横山さんは、医師は勤務医、研究職など多様な働き方が可能、ぜひ仲間になってほしいとアピール。第3部は「群馬大学医学部出張講義」。大学の授業に触れる良い機会となりました。
終了後、中学生からは「“最後まで諦めない”という言葉が心に響いた」「看護学部志望だったが、医学部も視野に入れて勉強に励みたい」という感想が寄せられたそうです。
やる気を引き出す進路指導、続々と
このガイダンスは、今年度、進路指導部長に就任した青木潤士先生が企画しました。
「本校では近年、医学部医学科に進学する生徒が増えてきましたが、医学部入試は特殊な点があります。生徒たちの勉強に対するモチベーションアップにつながればいいですね」(青木先生)
今年は高大連携の取り組みとして、埼玉大学教育学部や東京大学大学院の教授による出前講義も実施。
「東大の出前講義は『インフルエンザと糖』というテーマで行われ、希望する生徒107名が参加しました。これらの講義は、『大学で学びたい』という意欲を湧かせてくれるものでした」(青木先生)
星野学園で養われたコミュニケーション力
ガイダンス終了後、医師の横山さんにお話を伺いました。
「私の家は医師の家系ではありません。最初は薬剤師に憧れていたのですが、やがて“人間と向き合いたい”と思い、看護師志望に。さらに『国境なき医師団』のことを知り、“医師になればできることが多くなるのでは”と考え、医師をめざすようになりました。在学当時、私の受験勉強の中心は学校の授業でした」
医師になって、「コミュニケーション」の大切さに気づかされたそう。
「星野では勉強だけでなく、クラブ活動や行事にもきちんと取り組まなければなりませんでした。私のコミュニケーション力はクラブ活動をはじめとした星野の中高6年間の学校生活で養われたものだと思います」
同校では、今後も生徒の希望に寄り添った進路指導が続々と企画・実施予定です。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
星野学園中学校
[学校HP]http://www.hoshinogakuen.ed.jp/
〒350-0824 埼玉県川越市石原町2-71-11 Tel.049-223-2888
最寄駅/
スクールバス:JR川越線・東武東上線「川越駅」、西武新宿線「本川越駅」、西武池袋線「入間市駅」、JR高崎線「宮原駅」「熊谷駅」、JR宇都宮線「東大宮駅」より運行。