学習塾がつくった中高一貫校。 きめ細かい指導で1人ひとりの 夢の実現を応援します。
「孝・恩・徳」を校訓とする片山学園中学校・高等学校は、学習塾や予備校を展開する富山育英センターが創設した中高一貫校です。2005年に中学、2008年に高校が開校しました。敷地内には男子寮と女子寮があり、全国各地から入学者をむかえています。
設立母体が学習塾ということもあり、本校では特に、生徒を第一志望の大学に現役で進学させることに力を入れています。併せて、10年後、20年後を見据え、社会で活躍するために必要な資質を養う教育を実践しようと、中高一貫ならではの時間的なゆとりを生かしてさまざまな活動に取り組んでいます。
平日は1コマ50分間の授業が7限まであり、さらに月1回の土曜授業では定期テスト前の集中講義、学年の枠を超え英単語・計算・漢字コンテストを実施しています。特に英語・数学・国語は公立校の1.6倍の時間数を確保しており、授業の進度は公立校と比較して早いですが、しっかりと理解させながら進めています。中学校における英語・数学・国語の3教科については、基礎学力の定着を図るとともに応用力を磨くことを意識した授業を展開しています。
ICT教育の環境整備により2020年度からは生徒全員にiPadを持たせ、授業や調べ学習のほか、部活動や学校行事などさまざまな場面で活用しています。昨年のコロナ禍における休校時も、4月に授業動画の配信、5月にはオンライン会議システムを使った双方向型のオンライン授業を実施し、学習が滞ることはありませんでした。その後もノウハウを蓄積し、大雪の日には生徒の安全を確保するため急きょオンライン授業に切り替えて授業を行いました。普段の授業でもタブレット端末を用いた生徒主体の授業を実践しています。たとえば高校生の国語の授業では、夏目漱石の『こころ』を題材にグループで演出・演技に挑戦し、それを撮影して発表します。読むだけではなく、実際に演出や演技をすることで、場面の描写や登場人物の心情などを理解し、議論をするところまで学びを深めていくのが狙いです。デジタル媒体と紙媒体を授業の内容によって効果的に使い分け、併用することで、学習意欲や興味関心、集中力や理解度を高めることにつなげています。
英語教育にも力を入れており、外国人講師によるオールイングリッシュの会話表現の授業や、オンライン英会話学習システムを導入しています。また、オーストラリアの提携校とオンラインで交流するなど、身につけた英語力を試すと同時に、異文化に触れて視野を広げる機会も用意。2020~2021年はコロナにより中止となりましたが、イギリスのイートン校を訪れる語学研修(高校1年生全員参加)のほか、スイスやフランスへの短期留学(中2~高2の希望者から選抜)など、海外で学ぶプログラムも充実しています。
「つるぎ寮」(男子)と「さくら寮」(女子)では、現在約100名が生活しています。寮はすべて個室で、ベッドや学習机、クローゼットが備え付けられています。学校と同じ敷地にあるため、通学にかかる時間を有効に使えます。寮では、毎日夕食後の2時間が学習時間となっており、中1・2は集団で学習を実施。母体である富山育英センターの講師や卒業生がチューターを務め、質問などに対応します。さらに、定期テスト直前の週末には、特別勉強会が実施され仲間と切磋琢磨している様子がうかがえます。その他、遠足やショッピングバスツアー、映画観賞会など楽しい寮行事も行っています。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
片山学園中学校
[学校HP]https://www.katayamagakuen.jp/
〒930-1262 富山県富山市東黒牧10 Tel.076-483-3300
最寄駅/
JR北陸本線・高山本線「富山駅」から地鉄バス(約30分)、富山地方鉄道上滝線「上滝駅」から大山コミュニティバス(約9分)「片山学園前」すぐ。
<スクールバス>県内各地から12系統を運行。