自主性を育む教育方針のもとで、 生徒主導による郊外学習の行動プラン作りを実施
生徒が計画に参加した修学旅行とスキー教室
東海大学付属相模高等学校中等部は昨年度、新型コロナウイルス禍で校外学習などの見直しを迫られましたが、限られた行事だからこそ丁寧に教育効果を上げる意識で臨みました。その成果について同校の森公法副校長に伺いました。
「本校は、生徒自らに考えさせ自主性を育てる教育方針を実践していますが、修学旅行(中3)とスキー教室(中2)では、生徒がより自主性を発揮できる機会を設けました。2泊3日で奈良・京都・大阪を見学した修学旅行では、コースは学校側で用意しましたが、教員は生徒からの質問に助言する役割に徹しました。班の編成や行動計画、新幹線内・見学時などのルールは、旅行委員を中心に議論してまとめた内容を各クラスに持ち帰って意見を訊き、再び委員間で修正して統一するステップを踏みました。スキー教室も同様に進め、終了後は班毎にiPadを使った振り返りのプレゼンテーションも行っています。修学旅行では見学ポイントで得た情報の発表、スキー教室では各自の上達過程を説明しました」。
同校は中高全員にiPad1台が整備され、プレゼン技術は通常授業を日々、進化。対話型学習ソフト『すらら』の“努力の量”を競う『すららカップ』では昨年の初参加以来、優勝・準優勝というトップクラスの成績を収めています。
自主性を重んじる学校生活が生徒の対応能力を育む
生徒主導による今回の取組みは予想以上の成果をもたらしました。
「教員が注意する場面が殆どなく、集合時間も守られました。自分たちの声が反映されたという参加意識が主体的な行動を生んだようです」。
そう語った森副校長は、1年生対象に校内で行われた防災体験プログラム「いのちの体験教室」でも自主的な対応能力の高さを感じています。「避難所での暮らしや被災時に必要な行動についての講演を聴いた後、班別に段ボールで使いやすいトイレや寝やすいベッドを作りましたが、細部に配慮された出来栄えは予想を上回りました。日頃の学校生活が自主性を育んでいると感じています」。
“東海ブルー”を基調にした高級感ある新制服が人気
今年度の入学生から制服が全面リニューアル。新制服のデザインは在校生からの評価も高いようです。
「男女とも“東海ブルー”を基調としていて、特に女子を中心に高評価をもらっています。女子のスカートは茶系からブルーのタータンチェックに一新されましたが、スコットランドタータン協会に登録された世界で唯一のタータンチェックです。女子のサマーベストも『可愛い』と人気を集めています」と森副校長。
新たな制服と共に“相模ブランド”の価値向上の取組みが続きます。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
東海大学付属相模高等学校中等部
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