探究心あふれる女子が切磋琢磨して過ごす!自然科学を探究する、スーパーサイエンスコース
社会課題解決にリーダーシップを持って貢献できる大きな志を持った女性を育てる昭和女子大学昭和。こども園から大学まで集うキャンパス内には、テンプル大学とブリティッシュスクールという2つの国際的な教育機関もあり、日々の生活の中で多様性あふれる学校生活が実現しています。「昭和NEXT」として新たな教育改革に取り組んできた同校で始まったコース制も定着し、注目を集めています。多彩な進路へ高いレベルでチャレンジできる学力を獲得する「本科コース」、10カ月のカナダ留学のある「グローバル留学コース」。そして充実した理数プログラムを実践する「スーパーサイエンスコース」です。
数学、理科、プログラミング……好きな女子集まれ!
「生き物が好きな子、ボールペンを分解する子、宇宙飛行士になりたい子、数学が好きな子、人の心理に興味のある子……スーパーサイエンスコースにはさまざまな興味を持った女子が集まってきます。互いに刺激をし合い、とても生き生きしています」と、スーパーサイエンスコースの中1を担任している田矢史織先生。数学が大好きな子からクラスみんなにその楽しさが伝染し、互いに難問に取り組みあったり自主的に勉強会を開催したりと、生徒たちの「好き」は行動力へとつながっています。
「スーパーサイエンスコースでは多くの実験や研究をしますが、やり方を最初から教えることはしません。先に実験で知りたい目的を話し、どうしたらそれに辿り着くのかは自分達で仮説を立て、試行錯誤を繰り返して実験・検証してもらいます。特に中1、中2では、それを繰り返して自然科学の研究の考え方や研究への取り組み方、手法の基礎を身につけていきます」
今年中1が取り組んだのは、ダンゴムシの行動実験。何が動きに変化をもたらすのか仮説を立てて迷路を作って実験してみます。明るさ、温度など生徒からは様々な意見が出て、それをさらにどうしたら実験で試せるのか方法も決めて進めていくのです。
「実験をしてみて、自分たちが立てた仮説とは違う結果が出ることもあります。そんな時こそ、なぜこうなったんだろうと次の疑問につながっていくのです」と、田矢先生は言います。
それはまさに探究的な学び。中1、2の探究的な研究の基礎を身につける時期を経て、中3では3泊4日の「サイエンスアドベンチャー」で屋久島研修へ。「動物」「植物」「地層」の中から興味のある分野のフィールドワークを行い、現地で得た情報やデータからその環境について考えます。さらに個人でテーマ設定をして1年かけた研究にも取り組み、高校の学びへとさらにステップを上ります。
生徒も一人の研究者
理系エキスパートへの土台
「理科や数学がただ楽しい、というところからさらに探究を進めると分からないことだらけになり、戸惑う時期がきます。それをさらに悩み、学びを深め、少しずつ真理に近づく実感を持つもう1段階上の楽しさ(interest)に辿り着きます。6年間で目指すのは、自分で熟考し、理論を組んで研究に挑むという自然科学の研究者としてのステージです。高校生でも一人の研究者として私たちは助言やディスカッションをするようにしています」と高3のスーパーサイエンスコース担任の小松遼先生。
高校では、一人一人が自然科学に関する独自のテーマを設定し、研究します。テーマは身近なことから設定しますが、大学の研究室で行うような研究の流れを高校生のうちから体験できる機会です。理系の大学生がメンターとしてつき、アドバイスもくれます。これまでも「メダカの記憶力の維持」「納豆菌による水耕栽培サンチュの根腐症状の抑制」など、学外の学会で賞を取った先輩たちも多くいます。
それ以外にも生物学をはじめとした科学のオリンピック、昭和大学との連携プログラム、ブリティッシュスクールの先生による英語での理科授業など、学びの機会はたくさん!生徒、先生、そして外部の専門家が一緒になり、興味や関心、専門性をぐんぐん伸ばしていける環境があります。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
昭和女子大学附属昭和中学校
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最寄駅/
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