林間学校で尾瀬の自然に触れ、環境問題やSDGsについて考え、学んだ中2の生徒たち
文化祭に向けて事前学習+事後学習
中2の生徒は7月27日から29日まで2泊3日で「尾瀬林間学校」に行きました。林間学校の目標の一つがSDGsと絡めた環境問題です。入試広報で中学学年主任の木下幸一先生と、中2の石塚伊知朗くんと嶋﨑幸雅くんにお話を伺いました。
まず事前学習として、NPO法人・会津自然学校の方に尾瀬の自然についてレクチャーしてもらいました。事後学習として環境問題をテーマに班ごとに調べ、クラスで発表。最終的に文化祭での発表をめざします。
尾瀬ハイキングのほかにもホタル観察や観劇なども
1日目、福島県会津高原へ。到着後は農業体験や林業体験などを予定していたのですが、あいにくの雨。急遽、会津博物館の見学に変更。しかし、「南会津の自然や伝統を学ぶことができよかったです」(石塚くん)、「恐竜の展示を見てもっと知りたいと思いました」(嶋﨑くん)と、得るものがあったようです。
2日目は尾瀬沼ハイキング。尾瀬木道を4、5時間かけて歩きました。「ブナの林が写真で見たものと違い迫力がありました。また、道路の上からブナの林を見られるのも尾瀬ならではで珍しかったです」(石塚くん)、「尾瀬でしか見られない自然を観察できてよかったです。とくに印象的だったのは、倒木を生かして暮らすいきものたちの痕跡が見られたことでした」(嶋﨑くん)と、二人とも尾瀬の自然に感動したようです。さらに、その夜はホタルと星空観察も。
最終日は「チーム息吹」の東日本大震災をテーマにした劇を鑑賞。地元会津の小中高生がこの日のために演目を用意してくれました。木下先生は「同世代の子どもたちの頑張りを見て、何かを感じてほしいと思いました」と言います。
SDGs的な考え方が身についている生徒たち
発表に向けてiPadで準備をしている石塚くんと嶋﨑くん。石塚くんの班は「1990年代と現在の尾瀬のビフォーアフター」を、嶋﨑くんたちの班は「ゴミ問題」をテーマに調べていました。
今回の発表はSDGsを絡めたものになりますが、石塚くんは「中1のときの担任の先生が高校でフロンティアコースの中心を担っていて、当時からSDGsや考え方について教えてくださったので、SDGsには興味があります。高校ではフロンティアコースに進み、将来は予備校の先生になって都会と地方の教育格差をなくしたいと考えています」と、語ってくれました。一方、嶋﨑くんは「僕もフロンティアコースに進みたいと思います。ただまだ具体的な目標はありません。フロンティアコースに進み、もっと知識や考え方を身につけ、そこから将来について考えたいと思います」と言います。
林間学校でさらにSDGsやフロンティアコースに対する考え方が深まったようです。
高校に設置されたコースで、今年で設立3年を迎えた。大学や民間企業などと共同で、フィールドワークやプロジェクト型学習を軸に、課題解決型カリキュラムを展開しているのが特徴。「生徒たちはこれらのプログラムをとおして、『こんなことを学びたい』と自ら学ぶ力を培っています。また、協働して考え、答えを導くことができるようになったと感じています。フロンティアコースは大学はもちろん、その先を見据えた教育を行っているのです」(木下先生)
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
城北埼玉中学校
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