塾や保護者からも高評価! その理由は、コロナ禍後のICT教育と英語教育の進化にあり
データを学習指導の材料として活用
『サンデー毎日』(10月9日号)の「266学習塾アンケート 首都圏オススメ私立中学ランキング」で、「生徒や保護者に勧めたい」「入学時の偏差値に比べ、大学実績が高い」で1位を獲得した常総学院。さらに、「面倒見の良さ」や「オンライン授業」でもそれぞれ2位と3位にランクイン。そこで、高評価の理由として挙げられるICT教育と英語教育についてお話を伺いました。
コロナ禍以前よりICT環境を整備、充実していた同校。休校中は全教科オンライン授業でカリキュラムどおりの授業を実施。学習指導担当で理科の大毛道弘先生は、「ICT機器を活用して授業を行うのは当たり前。今更めずらしいことではありません」と言います。大毛先生に新たなICTの活用について伺いました。
「Classi(クラッシー)などに生徒自らが学習時間や反省点などを記入する項目がありますが、これらにプラスして本校独自のデータを加えて、それを生徒一人ひとり個票化し、二者面談での指導材料として活用し始めました」
これは「中学生のうちから自学自習の習慣を身につけさせたい」との考えからです。
「これまで面談は“感覚”で指導していました。しかし、グラフなど見える化したことで、教員からは『指導がしやすくなった』、生徒たちからは『勉強の方向性がわかった』という言葉をもらい、好評です。また、成績の良い生徒の個票を共有し、活用することも考えています」
今後も必要に応じてブラッシュアップしていくそうです。
アウトプットする機会を増やし、発信力を養う英会話の授業
ネイティブの先生は10名で、英会話(CE=Communicative English)の授業は週4時間。同校で20年近く教鞭を執る主任のブラットリー・ステント先生にお話を伺いました。
コロナ禍で減ったアウトプットする機会。それを増やすために行われているのが、テーマに沿って調べて英語で発表、発信する学習です。
「中1では『世界を知ろう』というテーマでG20の国から一つを選び、調べます。また、中2では『日本の歴史』、中3ではSDGsに関連することをテーマにしています」
これらの授業で大切にしているのは“自分の意見”。
「一つの意見に対しても『Why?』という疑問と論理的思考をもち、発信していくよう指導しています」
また、中2では神戸にあるインターナショナルスクール・カナディアンアカデミーと交流予定。原爆についての名著『ヒロシマ』(ジョン・ハーシー著)を読み、お互いの意見を交換するという試みも。
「英語を通じて平和学習をします。また、いろいろな意見を知り、視野を広げます」
今年、中3生が「英語プレゼンテーションフォーラム茨城県大会」に出場しました。また、高松宮杯74回全日本中学校英語弁論大会関東大会にも出場を決めています。
「大切なのは挑戦する気持ちです。今後も積極的に外部の大会に参加し、挑戦してほしいです」
さらに、「英語で何ができるか考えてほしい。そして、どんどん世界へ出て行ってほしいと思います」と、生徒へエールを送るステント先生。
教頭の坂入裕一先生は、「本校の生徒は、ICTも英語も習得が目的ではなく、その先にある道具として当たり前のように使いこなすことを目指しています」と言います。ICT教育と英語教育に今後も注目です。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
常総学院中学校
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最寄駅/
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