国内にいながら英語に親しむ国内英語研修 コミュニケーションツールとしての英語を体験
中学1~3年生の希望者が体験 日本語禁止の合宿制英語研修
国府台女子学院中学部ではこれまで中学2年生と3年生の希望者を対象にアメリカ語学研修を行ってきました。しかし、コロナ禍で海外での研修が難しくなり、国内で行う英語研修を今年新たにスタートさせました。
行われたのは夏休み期間。静岡県にある「Language Village」での3泊4日の語学研修に希望者40名が参加しました。「Language Villageの施設内は日本語禁止。授業中はもちろん、休み時間やアクティビティでも英語オンリーになります」と研修に同行した中学部副学院長の井上卓也先生。授業は10人程度のグループでの学習でしたが、あえて学年の垣根を超えたグループにしたそうです。「同学年でグループにするよりも、上級生が授業や活動を引っ張っていったり、下級生も積極的にかかわることができたりして、活発に活動できたと思います」と井上先生。生徒たちは英語漬けの日々を体験しました。
日常に必要なことを英語で朝から夕方まで英語で生活
3泊4日の期間はすべて英語。話すのも聞くのも英語のみです。「3学年いますから英語力には差があります。知っている単語や文法も違うので英語力は異なりますが、こうした活動の中ではやる気や積極性、コミュニケーション力が大切。意識して話そうとしたり、ネイティブの先生と関わろうとすることで、学年に関係なく得るものがあります」(井上先生)。
授業では実践を模して買い物を英語でしてみたり、英語での電話の仕方や数学を英語で学んだり、日本文化を英語で学ぶなど多彩な内容。「庭に出て、丸や四角などの形を見つけるといった楽しみながら英語を使って学ぶ時間もありました。アクティビティではサファリパークに出かけ、すべて英語で説明を受け、質問も英語でするなど、教科書で学ぶ英語とは違った、本当の日常会話を実体験できたと思います」と井上先生。フリータイムでも英語の映画を見たり、卓球やテニスをするなど自由に過ごしながら、日本語禁止=英語のみの会話を実践。初日は戸惑っていた印象もあったそうですが、だんだんと慣れていき、ネイティブの先生たちとも溶け込んでいったそうです。「通常の学校生活ではここまでの英語漬けは難しいので、3泊4日という短い期間でしたが、生活に密着した英語を習得するのにはとてもいい機会だったと思います」(井上先生)。
これまでアメリカで行ってきた英語研修では午前中は座学、午後はアクティビティ、学校が終わるとホームステイ先での生活と、まさに英語漬けの生活を経験できていました。それができなくなった今、国内英語研修で同様に英語漬けの時間を過ごすことで、生徒たちは英語を学ぶことに改めて向き合います。「英語は勉強でもありますが、コミュニケーションに必要な言語。相手を理解するために“聞く”、自分の思いを伝えるために“話す”、相手と意思疎通したいと思うことから、英語をもっと頑張りたいという気持ちが生まれます」(井上先生)。研修に参加した生徒たちは少なからず英語に対する姿勢が変わってきたそうです。海外でなくても生徒たちのモチベーションを上げる体験ができました。コロナ禍での新しい“生きた英語学習”。今後も国府台女子学院中学部では行っていくそうです。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
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