体験重視の学校生活。充実プログラムで“個”を磨こう!
緑豊かな多摩地区に位置する同校。京王線、小田急線が乗り入れる「永山駅」からスクールバスが出ているので、実際に足を運んでみると都心からも意外とスムーズで、在校生の通学圏が東京23区や川崎・横浜など広域に及ぶのも納得です。ではなぜ同校が選ばれるのでしょうか。その理由を石飛一吉先生に伺いました。
「体験重視の多彩なプログラム」
教育理念である「自立」と「協働」を日々の教科指導や学校生活で実践するために、公教育では実現しがたい体験・実習重視のプログラムを数多く用意しているのが大きな特徴です。「本物に触れる教育」を合い言葉に、例えば理科では中学時代に100を超える実験や実習を実施しています。宿泊研修では、身近な仲間や教員との関係づくりに始まり、中2ではファームステイを通して年代や地域が異なる方々との交流を体験。中3のニュージーランド修学旅行では一人一家庭のホームステイを通して国際交流を体験します。どれも答えのないものばかりで、とまどいや緊張がつきものですが、生徒たちは成功や失敗を繰り返しながら、しっかり成長しています。
「教育環境を高める姿勢」
本校は1学年120名と小規模な学校です。全教員の目が生徒に届く環境なので、学力向上も人格形成も、できるかぎり学校の中で図っていこうという風土があります。この春には、1日の授業の締めくくりに各自で1日の学習を振り返る『セルフスタディタイム』(25分間)がスタート。高校生は20時20分まで自習できるようになりました。高3の中には放課後講習(1講座90分/無料)を終えた後、18時半まで部活動に取り組み、その後、図書館で勉強をする生徒も増えつつあり、「協働」で受験を乗り越えようという雰囲気が生まれています。
「人が人をつくるから、卒業する頃には学校が大好きに」
学校生活を通して、担任や部活動の顧問はもちろん、卒業論文の指導教員、宿泊体験などの行事で交流を深めた方々など、多様な人から学び、影響を受けて成長できるのも本校の魅力。学校に愛着が湧いて、在校生に勉強を教えるチューター制度に手を挙げてくれる卒業生がたくさんいます。キャンパス内で行う「成人の集い」も卒業生の手で運営され、毎年多くの仲間が集まります。
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受験が近づくと、あの学校も見ておけばよかったと思うもの。今のうちにぜひ学校に足を運んで、学校の雰囲気や生徒と先生のほどよい距離を感じてください。
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Self Study timeを導入
夜の自習室を開室
「自立」と「協働」につながる教育プログラム例
全教員が指導する「卒業論文」
中3の卒業論文(テーマは自由/4000字)は全教員で指導に当たります。先生1人が受け持つ生徒は3名ほどなので、密にコミュニケーションをとりながら、「宿題」「東京五輪招致」など、各自が興味をもったテーマで書き上げます。提出は2月上旬。校長先生がすべての論文に目を通して、表彰作を決定。最優秀賞に選ばれた生徒は生徒の前でプレゼンします。
本物に触れる「教科学習」
自分の目で確かめてほしいから、理科に限らず社会科でも中1だけで6回も社会科見学を実施。夏休みのサマーセミナーでは、古地図を持って江戸城下をたどったり、イスラム教のモスクを訪ねたり。理科では遺伝子の組み替え実験を行うなど、各教科が発展したプログラムに取り組み、生徒は自ら学んだり、答えを考えたりすることの楽しさを実感しています。
多摩大学附属聖ヶ丘中学校
[学校HP]http://www.hijirigaoka.ed.jp/
〒206-0022 東京都多摩市聖ヶ丘4-1-1
☎ 042-372-9393
最寄駅/京王相模原線・小田急多摩線「永山駅」、京王線「聖蹟桜ヶ丘駅」からバス「多摩大学」。スクールバス:「永山駅」「聖蹟桜ヶ丘駅」からあり。