各教科への関心が深まる、教科エリア型校舎 希望のテーマを研究できる特活自由研究も充実
教科エリア型校舎で学びへの興味・関心を育む
鶴見大学附属中学校の授業は、すべて各教科に特化した「教科エリア」にある専用教室で行われます。教科ごとに教室を移動して授業を受けることにより、生徒が積極的・自主的に学ぶ姿勢を身につけ、学びへの興味・関心を育むことが目的です。休み時間には教科エリアで生徒が大移動となりますが、授業は当然時間厳守で開始されますから、時間管理や自己管理する力が養われます。
教科エリアでは、各教室の付近にある「メディアセンター」に学習への関心を高めるための資料などが展示されています。その内容は、大学入試の過去問や先生方が作成したポスターなど、さまざま。このメディアセンターは、生徒が授業のわからないところを先生に質問に行ったり、研究発表をしたりするスペースとしても活用されています。
教科教室の前には、教科担当の先生の部屋である、ガラス張りの「研究室」も設置されており、生徒が個別に質問に行きやすい環境になっています。研究室では、同じ教科の先生同士での情報交換や、教材の共同開発なども行われています。
従来の「特活クラブ」を発展させた「特活自由研究」
教科エリア型校舎の特徴を生かした活動のひとつに「特活自由研究」があります。これは、昨年度まで行われていた「特別活動クラブ(通称:特活クラブ)」をさらに発展させたものです。生徒は、すべての教科の中から、自分の希望する教科を選び、担当の先生の指導を受けながら、各自研究に取り組みます。夏休み明けには、自由研究成果(レポート・ポスター・作品など)を提出。提出物はメディアセンターに掲示されます。さらに、文化祭では、各教科教室で自分の研究テーマに沿った特活自由研究を行います。
この取り組みは、自分で選んだテーマを研究することから、授業の枠を超えた学問との出会いがあり、中学生のうちから、自分の進みたい分野が見えてくる生徒もいるようです。高2からは選択授業も増えるので、自分の進路を考えるきっかけづくりとしても役立っています。
拠点となるホームベースで心を落ち着かせる
生徒たちが登校すると、まず訪れるのがクラスごとの拠点であるホームベース。生徒たちは、ここをベースに各教科専用の教室へと向かい、授業を受けます。
毎日、朝と帰りのホームルームと昼食の時間はホームベースで過ごします。1日の始まりと終わりをここで過ごすことにより、心を落ち着かせたり、生活にメリハリをつけたりすることができます。また、ホームベースは、クラス全員が集まることで、仲間や担任の先生との交流を深め、お互いを理解し合う力を養う場でもあります。昼食時は、担任の先生もホームベースに来て、生徒たちと一緒に食事をして、コミュニケーションを深めています。
鶴見大学附属中学校
[学校HP]http://www.tsurumi-fuzoku.ed.jp/
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