対話や料理を通した異文化体験から、海外研修まで “本物”に触れ、体験し、学ぶ国際教育
中高一貫コースが始まり、2年目を迎えた橘学苑。自ら体験し考えていく「創造学習」と共に教育の柱になっているのが「国際学習」です。
「今の子どもたちが大人になった時には、グローバリゼーションはさらに進んでいます。そんな中で英語力はもちろんですが、様々な国の人とすぐに仲良くなれるようなコミュニケーション力や柔軟性が必要とされるでしょう。世界を渡り歩いていくことが自然にできる人を育てていきたいと思っています。国際学習を通して、世界に出るためのハードルを下げていけるといいですね」と広報担当の堂本圭吾先生が思いを語ってくれました。
世界5大陸の人々と語り、一緒に料理を作る体験
昨年は、「世界との出会い」と題して1年間で5大陸制覇を目標にしました。ハワイ、ペルー、インド、ベナン、イタリアの5つの国の人と交流。
「まずは、構えずに自然に違いを受け入れることを学んでほしい」という先生の言葉通り、中1ではクイズ形式でその国の宗教や文化について学んだり、一緒に料理を作って食べたり、生徒たちはまだ英語が流暢でなくても楽しく時間を過ごしました。
一方で、アフリカのベナン出身の方が来る前には、「アフリカなのに、どうしてフランス語が話されているんだろう?」という素朴な疑問から、奴隷制度があった歴史背景などを事前に勉強しました。インドの方が来た時には、グリーンカレーを一緒に作り、食べなれない味のカレーに戸惑いを見せる生徒もいました。しかし、そういった素朴な疑問や自然に出てくる気持ちや反応こそが、多様な文化への理解の第一歩なのです。
今後もこの国際学習は、中2では各国の技術や文化について学ぶなど段階を経て深みを増していき、高校では国際問題について情報収集し、問題解決のアプローチまで考える個人研究へステップアップしていく予定です。
国際社会で活躍できる 生きた英語を身につける
国際社会で必要とされる英語力を身につけるため、英語の授業では「聞く・話す・読む・書く」をバランス良く学べるカリキュラムを組んでいます。文法などはもちろんのこと、自己表現やコミュニケーションの技術・方法も学びます。オーラルの授業では、ネイティブの先生と共に会話や日本文化についても改めて学習します。
中学では毎年、英語発表会が行われ、スピーチスキルを磨いたり、自宅でも英検の勉強ができるような個別学習システムを導入したり、様々なアプローチが充実しています。
また、ランチタイムには、ネイティブの先生が日替わりでクラスに来て一緒に食事をするので、授業以外のリラックスした環境で英語を使って楽しく会話をする機会になっています。
“本物”を体験し、学ぶ 中高の海外研修旅行
授業だけでなく、海外研修にも力を入れている橘学苑。中学校の研修旅行は新たにイギリスへと行き先が変わりました。「本物を若い時期に体験してほしい」と語学研修やホームステイに加え、オックスフォードなど最高峰の大学見学があります。本場の英語やヨーロッパの文化を学び、視野が大きく広がる体験となるでしょう。
高校でも、これまでの韓国からシンガポール・マレーシアへと研修旅行先が一新。現地の企業だけでなく、現地で発展する日本企業を訪問して直接話を伺います。「現在のアジアの最先端を見て、これからの世界での日本のあり方を考えていく機会にしてほしい」と堂本先生は話します。
また、中1~高2までの希望者には、夏にカナダへの2週間の短期留学も行っています。
さらに長期での留学を希望する場合には、高校から国際コースへ編入することも可能です。高1の1月から高2の12月までニュージーランドに留学します。高い語学力と国際的視野を身につけ、国際社会で活躍できる人材育成を目指しています。
こうした多種多様な国際教育が充実した橘学苑の発展に、ますます注目が高まります。
橘学苑中学校
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最寄駅/JR京浜東北線 鶴見線「鶴見駅」・京急本線「京急鶴見駅」、東急東横線「綱島駅」、JR横須賀線「新川崎駅」、JR横浜線・市営地下鉄BL「新横浜駅」からバス「橘学苑・橘テニスアカデミー前」。