私学探検隊

生徒たちのモチベーションUPに、卒業生が大きく貢献

中高一貫校の中学3年は、受験もなく、クラブ活動も引退する時期に入るため、緊張感やモチベーションを保つのが難しくなります。そこで、桜美林中学校では毎年夏休みの時期を活用して、3年生を対象にした3泊4日の「勉強合宿」を実施。気力・体力の続く限り勉強に取り組み、自分の学力を最大限に向上させること。そして、真剣に勉強する雰囲気を感じ、仲間とともに学ぶ意味を体験するのがこの合宿の目的です。

「勉強合宿」の士気を高める卒業生とのディスカッション

ホールに集まった生徒たちの前で、4人の卒業生が自身の体験談を交えながら、勉強や学校生活についてアドバイス。

今年も8月25日(日)~28日(水)、桜美林大学多摩アカデミーヒルズにて勉強合宿が行われ、66名の3年生が参加しました。その一環として、合宿2日目には現在大学1年生の卒業生が加わり、生徒たちと座談会形式で意見交換する時間が設けられました。
「卒業生とのディスカッションは、勉強合宿の士気を高めようと一昨年よりスタートしたプログラムで、同じ学校に通っていた先輩たちの話だからこそ、生徒たちもリアリティーを持って耳を傾けていますね。いま大学生として輝いている先輩たちも、中学生の時はこんな苦労があったんだと知ることで、自分も頑張れると希望が生まれるようです」(入試広報部/有馬純一先生)

先輩のリアルな体験談に生徒たちも興味津々

今回参加してくれた卒業生の皆さん。左から、小山恵里香さん、樋口達也さん、レバイン恵実理さん、若松勇人さん。

各クラスに分かれてのディスカッションでは、お互いの距離も縮まって、本音で語り合う姿も。

この日、合宿の応援に駆け付けてくれた卒業生は、小山恵里香さん(北里大学薬学部)、樋口達也さん(桜美林大学リベラルアーツ学部)、レバイン恵実理さん(中央大学文学部)、若松勇人さん(国際基督教大学教養学部)の4人。まずはホールに集まった生徒たちの前で、それぞれの卒業生が中学3年当時の学習姿勢や学校生活についてスピーチ。低かった偏差値をどうやってアップさせたか、苦手科目をいかに克服したか、クラブ活動と勉強の両立についてなど、先輩たちが語る4人4様のリアルな体験談に、生徒たちも興味津々の様子でした。
その後、生徒たちは4クラスに分かれて教室へ移動。それぞれの卒業生が各教室を回って、勉強や学校生活のアドバイス、意見交換などを行いました。ここではお互いの距離も縮まり、生徒たちから「英単語の覚え方は?」「勉強中に眠くなったらどうする?」といった質問も。卒業生と身近に触れ合い、等身大で本音を語り合う姿が見られました。
「今後はもっと多くの卒業生を呼んで、生徒たちと触れ合う機会を増やしたいと思っています。何よりも、愛校心を持って参加してくれる卒業生がいるのは嬉しいですね」と有馬先生。今回参加した4人の卒業生も、母校の後輩のために面白い話をしようと、準備・練習を積んで臨んだとのこと。ディスカッションでも生徒たちの視線に立って、親身にアドバイスする姿が印象的でした。4人の皆さん、本当にお疲れ様でした!

桜美林中学校
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