私学探検隊

教科書だけにとどまらない、確かな英語力を育てる

スピーチコンテストなど校外の行事にも積極的に参加

平成25年度英語インタラクティブフォーラムで見事、入賞を果たした生徒たち

土浦日本大学中等教育学校では、生きた英語を身につけるために、2本立ての英語教育を実施しています。ひとつは、日本語教師が指導する英語科、もうひとつは、さまざまな国籍の外国人教師が担当するOC(オーラル・コミュニケーションズ)科で、確かな英語力が定着する環境が整えられています。
また、同校では、放課後、希望者を対象にECC(英会話)クラブを実施。校外のスピーチコンテストなどにも積極的に出場し、入賞などの成果をあげています。今年は、茨城県内の中高生を対象に行われた「英語インタラクティブフォーラム」という大会で中学生が県知事賞を、高校生が教育長賞を受賞しました。この大会は3~4人でグループを作り、与えられた課題について英語で話し合い、自分の意見を発信するという高度な内容で、表現力や内容、協調性などが問われます。ほかにも、英語弁論大会の茨城県大会で68校中2位となり、関東大会に出場したり、日本大学系列の学校で行うスピーチコンテストで25校中3位に入賞するなど、輝かしい成績をおさめています。

さまざまな国籍を持つ個性豊かな外国人教師

OC科の先生との会話は、授業以外でのやりとりもすべて英語で行う

OCの授業を担当するのは、アメリカ、カナダ、フィリピンなど、さまざまな国籍の個性豊かな先生方です。現在、外国人教師は8人いて、全員が専任教員として生徒たちの指導にあたっています。
OC科の先生方の部屋にはそれぞれ、バックグラウンドがわかるように、出身国のポスターなどが掲示されており、生徒たちが海外の国々に関心を持つきっかけにもなっています。
OCの授業は1クラスを3つに分けた少人数制で行われ、後期課程(高校生)では習熟度別授業となっています。授業がすべて英語で行われるのはもちろん、授業以外の学校生活でも、OC科の先生とはすべて英語で会話をすることになっており、職員室などでも生徒が英語でやりとりをしている姿が日常的に見られます。

2年次と4年次で2度のイギリス研修を実施

イギリス研修旅行での授業風景。滞在中はまさに英語漬けの日々となる

同校では、2年次と4年次に学年全員を対象にイギリス研修旅行を実施しています。2年生はバンバリーという町の伝統的な寄宿学校に約1か月間滞在し、英語によるコミュニケーション能力を養います。4年生はケンブリッジ・ガートンカレッジにて16日間の研修を行います。英語学習はもちろん、リサーチ学習を行い、生徒自身がアンケート調査などを実施。日英比較をして、帰国後に研究論文を作成します。論文は発表の場を設け、現地滞在中のみならず、帰国後も学びを継続していきます。
さらに、希望者には5年次にハワイ研修の機会もあります。また、交換留学制度を利用した長期留学をする生徒も。海外大学進学希望者には留学指導経験豊かな教員がサポートを行っています。

土浦日本大学中等教育学校
[学校HP]http://www.tng.ac.jp/sec-sch/
〒300-0826 茨城県土浦市小松ヶ丘町4-46
☎ 029-835-3907
最寄駅/JR常磐線「土浦駅」徒歩20分またはバス「小松ヶ丘」「霞ヶ岡」。スクールバス:「桜川方面」「下妻方面」「江戸崎方面」「利根方面」「守谷方面」「岩井方面」「つくば方面」「水戸方面」ほかあり。