豊富な国際交流が世界を知る入り口に。目指せ、国際人!
日常的な国際交流で世界が身近になる
1929年の創立以来、教科学習による知識や学力の修得だけでなく、礼拝や労作、国際交流など、豊かな人間を育むための「全人教育」を行っている玉川学園。その学びの場は、学園内にとどまらず、常に世界を視野に入れて実践してきました。近年、グローバル化が進む中、海外研修や交換留学制度を取り入れる学校が増えていますが、同校の国際理解教育には、長年の歴史と実績があります。
驚くのは、国際交流の派遣数と受け入れの数の多さです。同校では、国際交流の拠点として「学園国際交流センター」を設置し、海外にある14の提携校やラウンドスクエア校と連携を取りながら、生徒の海外研修・留学のアレンジを行っています。ラウンドスクエアとは、6つの教育の柱「IDEALS(I=国際理解、D=民主主義、E=環境、A=冒険、L=リーダーシップ、S=サービス精神)」に基づいて活動する国際規模の学校協会のことで、現在加盟している学校は世界28カ国96校。同校は日本で唯一のメンバー校として、国際的なディスカッション、カルチュラルパフォーマンス、野外活動、奉仕活動、学習活動などに参加し、国際社会を舞台に活躍するための力を育んでいます。昨年は、小中高生314名が国際会議、語学留学、ラグビー交流などさまざまな目的で、アメリカ、カナダ、オーストラリア、台湾、南アフリカなど11カ国へ渡航しました。また、アメリカ、オーストラリア、ドイツ、スイス、ヨルダン、ブラジルをはじめ11カ国209名の学生を受け入れ、共に学びました。このように、日常的に国際交流が行われています。
目標は海外大学への進学 世界を舞台に活躍する人へ!
同校の国際理解教育で、もうひとつ特記すべき取り組みは、IB(国際バカロレア)クラスの設置です。IBクラスでは、将来の目標を海外の大学への進学、世界での活躍と位置づけ、IBO(国際バカロレア機構)の提供する世界標準の教育プログラムを導入し、専門教員によって、授業のほとんどを英語で行っています。ここでは、英語はあくまでもコミュニケーション手段のひとつで、英語力の向上が目的ではなく、探究心を育むことを目的とした生徒中心の授業が行われています。世の中に関心を持ち、自ら考え、人の意見を聞き、自分の考えを発表する。こうした授業は、日本ではまだあまり進んでいませんが、世界で学ぶには必要なスキルとなります。アメリカ、イギリス、オーストラリア、ヨーロッパの大学へ進学を希望する場合、IBディプロマを取得した生徒は、その成績に応じて入学資格を得ることができます。2006年にスタートしたIBクラスでは、昨年、第一期生が卒業し、それぞれの夢をつかみました。
海外研修や留学のチャンスが豊富で、海外からの受け入れも多い玉川学園。ここから世界を舞台に活躍してみませんか。
玉川学園中学部
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