自ら学ぶ姿勢を身に付け、自分で見つけた夢を形に!
新カリキュラムの導入で自ら学ぶ姿勢へと変化
2008年、中学校の新校舎開設と同時に、中高一貫校のメリットを最大限に生かした新カリキュラムを導入した関東学院中学校。週6日34時間の授業で、無理なく基礎学力の定着を図りながら、5つの理科実験教室を活用した体験型学習を積極的に取り入れるなど、独自のカリキュラムを展開していきました。その成果は、直近3年間の合格実績の推移を見ても明白で、2008年に新1年生として入学した現高校3年生の来春の合格実績に期待が高まります。
「新カリキュラムの導入で大きく変わったのは、進学実績だけではなく、生徒たちの勉強に向かう姿勢です」
そう話すのは、同校の冨山隆校長です。
「新カリキュラムの特徴を表す理科の実験授業は、単に実験を楽しむのでなく、自らの手を使って、なぜそうなるかを考える習慣を身に付けさせるという目的があります。この考える姿勢・自学自習の姿勢は、理科に限らず、どの教科においても必要であり、それが身に付いた結果が進学実績につながりました」
そして、その考えを発表する場として、校内の廊下には、生徒たちが手がけたレポートや作品が展示されています。また、かんらんさい(文化祭)では、高校生が聖書や社会の授業で、各自が選んだテーマについて調べたこと、考えたことを発表するプレゼンテーションもあります。
このように同校では、大学受験のための勉強に留まらず、授業を通して、思考力と発表力を成長させるキャリア教育が行われています。
生徒一人ひとりの夢の実現を全力でサポート
「人になれ、奉仕せよ」
これは、イエス・キリストの生き方にならった関東学院の校訓です。
「他者のためにではなく、他者とともに生きる人になるには、まず自分の知らないことへの関心を持つことから始まります」(冨山校長)
同校では、通常の授業のほかに、放課後、希望者を対象に、哲学の講座や中国語・韓国語講座を実施するなど、生徒たちの世界を広げる場を用意しています。また、従来のオーストラリア研修などに加え、来年度からオーストラリアでターム留学(3カ月)を実施することになりました(学内選抜)。ターム留学の費用の一部は、同校の卒業生や保護者などで結成された後援会「三春台倶楽部」(会長・三藤達男)から奨学金が支給されます。在校生とともに、校訓を具体化する機会となりました。
学校行事・部活も盛んな同校では、各人の時間の管理が大切です。充分ではない生徒に、放課後の学習支援の体制が整っているのは、安心材料です。「中高の6年間は、自分の夢を見つけ、それを形に変えていく大切な時期。私たちは生徒一人ひとりの夢の実現を、その努力に寄り添って応援していきます」(冨山校長)
関東学院中学校
[学校HP]http://www.kantogakuin.ed.jp/
〒232-0002 神奈川県横浜市南区三春台4
☎ 045-231-1001
最寄駅/京急本線「黄金町駅」徒歩5分。市営地下鉄BL「阪東橋駅」徒歩8分。