私学探検隊

一人ひとりと向き合い、丁寧な指導で学力を伸ばす

英語教育に力を入れ、大学合格実績が急上昇!

聖ドミニコ学園は、カトリックの修道会を母体とした、少人数制で完全中高一貫の女子教育を特徴とするミッションスクールです。毎年、70~80名の卒業生を送り出していますが、ここ数年、有名難関大学への合格実績が上昇しています。その背景を広報入試委員会委員長の島田真美先生に伺いました。
「実績を上げる目的で特別なシステムを導入してきたわけではありませんが、英語科をはじめ、語学に力を入れていることは、合格実績がアップした理由のひとつといえるかもしれません」と島田先生。
同校での英語教育は、中学の3年間を通してレシテーション、スピーチ、プレゼンテーションなど発表の場を多く設け、教科書の内容に留まらない授業を実施しています。中3の後半からは大学受験を見据え、どの進路に進む生徒にとっても英語は重要な科目であることを意識付けしています。その成果は、GTECの結果や、今年度センター試験の英語平均点が全国平均を大きく上回っていることにも表れています。

少人数の特性を活かし、個々に合わせた学習指導

放課後などを利用し、それぞれの生徒のニーズに合った補習が行われる

生徒の人数に対して先生の人数が多いことも同校の特徴のひとつです。
1クラスの人数や、授業ごとの人数だけでなく、学校全体が小規模のため、先生の目が行き届き、生徒への声かけが容易にできる環境です。学習面でも、放課後や長期休暇期間に、目的に応じたあらゆる個別対応の補習を行っています。また、期末テスト終了から終業式までを「補習期間」とし、多様な授業を行っています。指名者対象の補習だけでなく、理科では授業とは違うお楽しみ実験を行ったり、映画を使用して英語のリスニングの強化を図ったり、中3では英文法書を使用しながら高校英語の準備を行うなど、各教科の先生がアイデアを出し合っています。
また、高3は、一斉授業は行われない3学期にも登校し、受験校ごとの対策や、センター対策などを受講することもできます。

敢えて週5日制、フランス語必修の理由

補習の時間に理科の実験を行うことも

毎週土曜日に授業を行う私学も多い中、同校では、敢えて週5日制とし、フランス語の授業を週2時間必修にしています。その中でも前述のように、個々の生徒に向き合った学習指導を行い、結果にも結びついています。
「土日は部活、習い事、勉強と、それぞれが打ち込みたいものが違うので、それを尊重してあげたいですし、また、家庭や地域の中で生活し、育ててもらうことで、その子らしさが尊重されることも多々あります。フランス語との出会いがグローバルな視野を一層広げることにもつながっています」(島田先生)
同校で学ぶ6年間は、時間を大切に使い、部活などの中高生時代にしかできないことに打ち込みながら、学習面でも着実に力をつけていくことが期待できそうです。

聖ドミニコ学園中学校
[学校HP]http://www.dominic.ed.jp/
〒157-0076 東京都世田谷区岡本1-10-1
☎ 03-3700-0017
最寄駅/東急田園都市線「用賀駅」徒歩15分。東急大井町線 田園都市線「二子玉川駅」徒歩20分または東急コーチ「静嘉堂文庫」。小田急線「成城学園前駅」からバス「岡本一丁目」徒歩5分ほか。