チェンジ・チャレンジ ―伝統を重んじ、躍進し続ける―
新部長を迎えて
この4月に就任した志摩尚平部長(=校長)を中心に、鎌倉女子大学中等部では、「チェンジ・チャレンジ」を合言葉に、生徒一人ひとりにとって、「なりたい自分探しができる学校」として、変わろうとしています。
~新部長メッセージ~
「不易流行」という言葉があります。俳人松尾芭蕉の言葉として伝えられているもので、「いつまでも変わらない本質的なものを大切にしつつ、新しい変化も柔軟に取り入れていく」という意味が込められています。
学校教育の「不易」とは、いかに時代が変化しようとも、人として大切にしなければならないものです。本学の建学の精神「感謝と奉仕に生きる人づくり」「ぞうきんと辞書をもって学ぶ」「人・物・時を大切に」は、まさにこの「不易」を具現化するものとして、脈々と受け継がれてきました。
一方、学校教育の「流行」とは、高度情報化、グローバル化の進展など、変化の激しい現代社会の中で自立して生きる力を育むこと。そのためには「確かな学力」を確実に身につけることが欠かせません。
今年度より、これまで以上に学習のリズムを維持しながら、自分の学力の状況をきめ細かく知ることができるよう、二学期制を三学期制に改めました。また、平成二七年度から実施を予定している土曜日授業に向けた準備に着手したところです。
私達は、今後も建学の精神に掲げる3つの柱を教育活動の根幹に据えるとともに、変化をいとわず、新たな課題に果敢にチャレンジする学校づくりを進めます。あなたもぜひ学園の一員に加わってください。そして、私たちと一緒に新しい自分づくりに挑戦してください。在校生、職員一同、ご入学を心からお待ちしています。
伝統を重んじる教育
七一年目を迎えた今でも、本学では「心の教育」を大切にしています。日本の礼儀・礼節を学ぶ「立居振舞講座」では、お箸の持ち方、お茶の入れ方、お辞儀の仕方など、和の心得を学びます。この他にも、心を落ち着かせて自分を振り返る時間として「修養の鐘」、入学から卒業の日まで、毎日欠かさず書き続けることによって「心と行動の記録」になる「修養日誌」などがあります。
この日誌は毎日提出し、担任教諭がコメントを書きます。そのコメントに照らして自らを省みたり、励まされたりしながら三年間を過ごします。
躍進し続けるための教育
近年、中等部から高等部へ進んだ卒業生の進路は多岐にわたります。保育士・幼稚園教諭や小・中学校教諭、管理栄養士を志望する生徒は、内部進学で鎌倉女子大学を目指すケースが多いですが、さらに自分の可能性を伸ばすため、国公立大学や難関私立大学に挑戦し受験する生徒が増えており、卒業生の約半分が他大学への合格、進学を果たしています。こういった生徒達の希望進路を実現するために、本学では一人ひとりを大切にした「なりたい自分探しのための進路指導」を実践しています。
具体的には、各種講習や個別指導による、「教科・学習サポート」、幼稚園や事業所等での職業体験、大学見学や講演会よる「自分の生き方を考えるサポート」、そして、「進路相談によるサポート」です。
大学併設校という安心感を基盤に、この学園で様々なことに積極的に挑戦しながら、生徒の皆さんの「夢の第一歩」を歩みだしてほしいと願っています。
鎌倉女子大学中等部
[学校HP]http://www.kamakura-u-j.ed.jp/tyukou/
〒247-8511 神奈川県鎌倉市岩瀬1420
☎ 0467-44-2113
最寄駅/JR根岸線「本郷台駅」徒歩15分。JR「大船駅」、京急本線・市営地下鉄ブルーライン「上大岡駅」、京急本線 逗子線・金沢シーサイドライン「金沢八景駅」からバス「鎌倉女子大前」。