グローバルに活躍する先輩に続こう!世界に自然と目が向く教育がここにある。
清泉女学院はカトリックのミッションスクールです。すべての教育がキリスト教の世界観に基づいているため、創立当初から世界に目を向けて、今を生きる人々のために何ができるかを考える機会が数多く与えられます。そのため、のびのびと個性を発揮できる学校生活でありながら、倫理をはじめ各教科の授業や日々の祈り、奉仕活動などを通して、グローバルな視野でものごとをとらえ、自身の活かし方を考える精神を宿して巣立っていきます。
それは目に見えないものなので、在学中は気づかないことが多いのですが、社会で輝く卒業生による講演会「清泉オープンアカデミア」を開催したり、卒業生の生き方を紹介する冊子「卒業生からのメッセージ」を制作したりすると、「清泉女学院が大切にしている精神が、70年間、脈々と受け継がれていることがわかります」と濱田広報室長。
「目指している分野が違っても、先輩の生き方、考え方に自分を重ねて感化されたり、自身の役に立つことを見つけたりする生徒が出てきています」
「卒業生からのメッセージ」は、これからも毎年10名の卒業生を紹介していく予定です。堂本暁子元千葉県知事や田中優子法政大学総長のように社会の第一線で活躍される方だけでなく、「20、30代でいきいきと働いている方、ボランティアなど地道な活動をしている方など、生徒の目線でいろいろな働き方をしている卒業生を紹介し、社会で自身をどう活かすかを考える糧にしてもらえればと思っています」
生徒が目覚める!オープンアカデミア〈卒業生による講演会〉
在校生の保護者、清泉小学校の保護者、中学受験を考えている小学生の保護者、本校卒業生を対象に、卒業生による講演会「オープンアカデミア」(年2回)を実施しています。2013年は、校医を務める亀津絵里さんと、法政大学総長で、「サンデーモーニング」(TBSテレビ)のコメンテーターとしてもご活躍の田中優子さんが登壇しました。
田中さんは、平塚らいてうの思想を中心に、「女性たちは何を考えてきたか ~江戸時代から現代まで~」というテーマで講演。らいてうは女性の権利だけを主張したわけではなく、自分の中の才能を一人の人間として活かしていくことが人に与えられた使命であるという考えをもって活動していたことを紹介した上で、社会を自分の問題としてどう受け止め、どう自分を活かしていくか。そうした視点をもつことが大切であることと、「自分の言葉で自分の思想を作っていくことが、現代に生きる私たちに求められている」と話されました。
2014年度の講演
【第1回】(シスター)中村葉子さん
「小さな民に魅せられて」
東ティモールの解放闘争と国造りに関って
【第2回】井上紀子さん
「父『城山三郎』からのメッセージ」悩めることの幸せ
※第1回は終了。第2回は11月20日(木)に実施予定。
生徒委員会でも、卒業生の講演会を実施
生徒委員会は、学校生活をよりよくするための活動を企画・実行する組織です。私たちは、今の学びが将来につながっていることがわかれば、より前向きに取り組めるようになるのではないかと考え、社会で活躍する卒業生による講演会を企画しました。「世界」「グローバル」をキーワードにリストアップ。大船駅にショップがあり、生徒にも馴染みのメーカーズシャツ鎌倉株式会社をご家族とともに立ち上げ、ニューヨーク支店を開くまでに会社を成長させた貞末奈名子さんに講演していただきました。質疑応答では、異文化やコミュニケーションについての質問が多く、世界に関心をもつ生徒が多いことがわかりました。
清泉女学院中学校
[学校HP]http://www.seisen-h.ed.jp/
〒247-0074 神奈川県鎌倉市城廻200
☎ 0467-46-3171
最寄駅/JR東海道線、横須賀線 京浜東北線 湘南新宿ライン「大船駅」からバス5分。