瀧野川女子学園中学校
茶道部よる「初釜」が行われました
ごきげんよう。
5日に年初めの茶事「初釜(はつがま)」が行われ、教員や職員が茶道部の温かなおもてなしを受けました。
「初釜」とは新しい年を迎えての初めての茶事、お稽古のこと。どんなものにも年が明けて最初にすることは特別なものです。(書道で言うところの「書き初め」のようなものですね)
瀧野川女子学園の茶道※は「江戸千家」。入学してから初めて茶道に触れたという生徒はもちろん、中には中学の頃から茶道の手習いを受けている生徒も。「流派は違ってもお客様を“おもてなし”する心は同じ。茶道は本当に楽しいです」と笑顔でお話ししてくれました。
初釜が行われた新和室には、部員の意見も取り入れて新調したという「日々是好日」と書かれた掛け軸が掛けられていました。
「日々是好日(にちにちこれこうじつ)」とは、「毎日毎日が素晴らしい」「毎日が良い日となるよう努めるべきである」という意味があるだけでなく、そこから進んで「そもそも日々について良し悪しを考え一喜一憂するのではなく、今、この時が大切である」あるいは「あるがままを良しとして受け入れる」という解釈もされている禅語です。
様々なことが思うようにいかないこの時代。この新しい令和4年という年も、みなさまいろいろな思いで迎えたことと思います。だからこそ、こうした年初めの恒例行事ともいえることを、いつもと変わらずに行うことができたということにありがたさを感じます。
今年も一年、みなさまが心穏やかに過ごせますように。