瀧野川女子学園中学校
奄美大島修学旅行 最終日【中高一貫6年・高校3年】
ごきげんよう。中高一貫6年・高校3年の奄美大島修学旅行も最終日を迎えました。最初は緊張していた様子だった生徒たちも、奄美大島の自然に触れ、貴重な体験をすることで、日々パワフルになっていき、素敵な笑顔を見ることができるようになってきました。ハワイ諸島修学旅行が中止となった時は残念に思う生徒たちもいましたが、今となってはその気持ちも忘れてしまったようです。毎日小さな子どものようにはしゃぎ、全力で楽しむ姿を見せてくれました。
今日は、閉村式が行われました。お世話になったばしゃ山村の村長さんや、アマニコの方々、マリンビレッジの方々からお言葉をいただきましたが、その中でも印象的なことは、奄美大島はいつでも私たちが戻ってくるのを待っているということです。たった1週間の滞在でしたが、奄美大島のみなさまや自然は、私たちを温かく迎えてくれました。島全体が私たちの故郷のようでした。もちろん、私たちは奄美大島出身ではありません。しかし、私たちのご先祖さまは海洋民族であり、もともと海と共存してきたことを考えると、誰もが奄美大島を故郷と感じるのも当然のことかもしれません。
修学旅行最後の食事は、「鶏飯」です。鶏肉や錦糸卵、煮た椎茸などの具材を温かいご飯に乗せ、鳥のスープをかけていただく鶏飯は、とてもほっとする、優しい味でした。奄美大島の美味しいものをたくさん食べられて、生徒たちは大満足な顔をしていました。
昼食後、奄美大島空港に到着し、飛行機に搭乗しようとすると、なんと外にはアマニコの方々がお見送りに来てくださいました!生徒たちは全力で手を振り、最後のお別れをしました。
奄美大島修学旅行は、本当に充実したものでした。今回修学旅行に参加した、中高一貫6年生・高校3年生は、入学時から新型コロナウイルスの影響を大きく受けていて、なにかと窮屈に感じ、我慢を強いられていた高校時代だったと思います。しかし、この奄美大島修学旅行を通して、生徒たちは3年間で1番の笑顔を見せてくれました。これほどのパワーを持っていたのかと驚かせられるほど力強く、そして全力で、前向きに何事にも取り組んでいました。この修学旅行が生徒たちのより一層の成長の糧となり、高校時代の大切な思い出になってくれることを願っています。
最後に、コロナ禍で不安がある中、お嬢様方を修学旅行に送り出してくださった保護者の皆様、奄美大島の魅力を生徒たちに感じさせてくださったアマニコとマリンビレッジの皆様、生徒たちが快適に過ごせるように色々とご尽力をいただいたばしゃ山村とティダムーンの皆様、生徒たちを温かく迎えてくださった奄美大島の皆様、そして、長い期間に渡って修学旅行を安心・安全に行えるようご尽力いただいたJTBの皆様、すべての方々に感謝を申し上げます。生徒たちがこれほど素晴らしい修学旅行を安全に終えることができたのは、何よりもみなさまのお陰です。ありがとうございました。