湘南白百合学園中学校
高校3年生より 学園生活をふりかえって
来週、いよいよ学園を巣立ちゆく高校3年生。卒業を迎える生徒たちによる「学園生活をふりかえって」を、学校ホームページにて紹介しています。シリーズ4回目は、工学の分野へ進学する生徒が担当します。
湘南の海を臨む自然豊かな学び舎で、一人ひとりが大切にされて学んだ六年間。多様な価値観を認め尊重しあう、温かで寛容な環境のもと、ジェンダーを意識することなく、のびのびと進路選択をすることができたと言います。生徒の言葉を、どうぞご覧ください!
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「一人ひとりを大切にする」教育の下、湘南の海のように揺らぐことなく、それでいて多彩な風が常にそよいでいるような学園生活でした。先生方は、勉強、行事、学内外の諸活動、進路選択など全てにおいて、私たちが選び成そうとすることに対し、寄り添い後押しする姿勢でいてくださいました。
「一人ひとりを大切にする」精神は、私たち生徒の中にも深く根付いているのではないかと感じます。まず、思考や価値観の違いを認め互いを尊重する寛容な友人関係が育ちました。また、挑戦してみよう、より高みを目指そうという起爆剤や原動力にもなっています。中学に入学してから英語を学び始めた私が、帰国子女の同級生や先輩方に混じって英語ディベートの試合に挑むことができたり、コロナ禍であっても、部長として部活動の運営に新しい試みを取り入れることができたり、私という個が大切にされたからこそ、安心して漕ぎ出すことができ、多くの達成感を味わうこともできたのだと思っています。
大学では工学を専攻します。ジェンダーを意識することなくのびのびと進路を決めました。一人ひとりが大切にされた経験をもとに、これから先どこにあっても、個を輝かせることのできる自分でありたいと思います。専門性を生かして人々のより良い暮らしに貢献する将来を夢みつつ、湘南の学び舎を後にします。