東洋大学京北中学校
中学1年生 観音崎臨海実習を実施しました

7月27日(日)にKSST Jr(KEIHOKUスーパーサイエンスチームJr)のプログラムである、中学1年生を対象とする観音崎臨海実習を行いました。KSST Jrとは、中学生を対象に自然の中でフィールドワークを実施することで、教科書だけでは学べないものを学ぶプログラムです。
当日は7時10分に品川駅に集合して、観音崎公園に向かいました。まずは海岸近くで地層や海辺に育つ植物、海蝕洞、漂流物について学びました。中学受験や理科の授業で学習はしたものの実物を見る機会が少ないものを目の前にして、実際に手で触れながら、理科の先生の説明を聞いていました。長い年月をかけてつくられた自然を実感しながら、生徒たちは終始興味津々な様子でメモのペンを走らせていました。次に向かった展望台では、上から浦賀の海を一望することができました。当日は猛暑でしたが、展望台上は涼しく、きれいな景色を写真におさめていました。
フィールドワークを終えたのち、生徒たちは観音崎自然博物館で海藻の標本づくり、博物館見学、磯の生物の観察を行いました。博物館の学芸員さんやボランティアの方々と交流しながら磯に生息する生物について学んだあとは、磯で浅瀬の岩場を歩いたり、海に潜ったりして生物の観察をしました。海水浴での遊びとは違い、生物を観察するために海に入る体験を通して、生徒たちはフィールドワークや生物の面白さに気づきました。

博物館見学、磯の生物の観察を行いました。博物館の学芸員さんやボランティアの方々と交流しながら磯に生息する生物について学んだあとは、磯で浅瀬の岩場を歩いたり、海に潜ったりして生物の観察をしました。海水浴での遊びとは違い、生物を観察するために海に入る体験を通して、生徒たちはフィールドワークや生物の面白さに気づきました。
〈生徒の感想①〉
磯に潜ったことが一番印象に残りました。理由は、館長さんが磯に入る前に特徴的な生物について教えてくれて、理解が深まって、潜る時に磯の中の生物に注目して探索することができたからです。しかもその話が面白くて興味が湧きました。また、標本づくりも簡単そうにみえて実際は難しくておもしろかったです。小学校の社会科見学などとはちがい、グループでの自由行動する時間が多かったので、時間管理や班長としての責任などに気をつけて行うことができたのが学びになりました。

〈生徒の感想②〉
思っていたより暑くて坂を登るのがとても辛かったけど、海の中で見た生き物とか森の中を歩いたときに見た地層などがどのようにそうなったかをより詳しく調べたいなと思いました。海岸にいたとき、15度〜20度に傾いているということがまだイマイチわからなくて、なぜそうなるのか詳しく知りたいと思いました。磯の体験に行ったときには、何で急に浅くなったり深くなったりするのかなどが気になりました。去年はアカクラゲがたくさんいたと聞いていましたが、今年はほとんどいなかったので、たくさんいる時といないときの違いは何なのかを調べたいです。